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日記

僕頑張るお。書きおえてから投稿するお。(一話目をmixiに投稿しかけて右手を抑えながら)


LINK先のNTR BLOG さんの所で
「寝取られって言葉は、端的に言うと、女を男の景品扱いが前提にあって」
みたいな意見があるってのがあったけど(詳しくはそっちで)、
中々面白い意見だと思った。

個人的には本当に寝取られを好きという人ほどよりフェミニストに近いと思っている。
なぜならもし100%女は馬鹿で俺の所有物でしかないと思っている人間が取られたときの対応は
おそらく玩具を取られたときの子供のそれと同じ、取られた事に対する怒りって感情で、
これは唯一つの感情だから恐らくそいつにとっては他のもので代替できる。

普通はそうじゃなく、怒りと共に混乱と悲しさ、寂しさに到ると思っていて、
その割合は人によってそれぞれだ。(だから面白いと思う)

うにとしてはその感情の触れ幅は恐らく女性を景品扱いする割合が大きいほど怒りに振れ易く、
それに対してより対等に考えている(個として見ている)人間ほど悲しみに振れ易いんじゃないかなと思っている。
だからきっと本当の完璧な男女同権論者は怒りを感じずにただ深く悲しむと思う。
それはきっと多分老夫婦の片方が先立ったときの残された方が感じる感情が近いものになるんじゃなかろうか。

怒りは屈辱と言う形で残るけれど感情の内面としては画一的だし中々持続はしない。
でも悲しさは色々な形があるし、寂しさという感情には深みがあるから持続する。
だから寝取られは鬱だと言われるのはそういう理由。
好きな人にとって寝取られはムカつくんじゃなくて、鬱になる。

だから寝取られが好きだという人はたとえ普段どう言っていても
実際は普通の人よりも、よりフェミニスト的な人間だと思う。


でも名称はやっぱ寝取られだよねえ。
鬱になるのは自分だから、きっと寝取られ好きな人にとって、浮気されという呼称は違和感がある。
もっとなんかこう、こっち側のものだ。浮気されという言葉は向こう側すぎる。
じゃあ、ホンモンのフェミニスト活動家なら言いそうな、女性をモノ扱いしない、
正しい言葉としての「寝取られ」は何になるかっていうと、全然思いつかない。
きっととても長い言葉になるんだろうなと言うことは判る。
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by obtaining | 2009-10-25 01:01 | diary

Truc Ai 3 その2


@@

前日に頬に小さなニキビが出来るというアクシデントがあったものの
無事にその日は訪れた。

和子さんが本気になって着付けた桜色の着物は自分で言うのも何だけれど似合っていた。
形も良い。腰周りがどの角度から見てもすらりと柳腰に見えるようになっていて
自分で着付けるとこうは中々ならない。
さすが年の功だ。とは口には出さない。
髪は編みこんでうなじを出すようにした。
和子さんと二人で鏡を覗き込む。完璧ね。との呟きにそうかも、と思う。
うん、まあ、中々のものかも。

見せたいな、とふと思ったけれど、主人様の部屋に声は掛けなかった。
外出する時にそうしないのは初めてだな、とそんな事を考えながら。


和子さんが呼んだ車に和子さんと一緒に乗って、先方の待つ料理屋へと向かう。
和子さんは母親代わりだ。
車に乗る瞬間にふと庭先に目をやると、箒を持って目を丸くしてこちらを見ている鈴子と目が合った。
車の出しなにひらひらと手を振ってやる。
帰ったらさぞかし質問責めにされる事だろう。

主人様の付き添いでしか入った事の無いような、素晴らしい庭園のある料理店に着いて、一番奥の部屋へ通される。

襖を開けた瞬間、おお、どよめくような声が聞こえた。
この前お屋敷で見た、しゅっとした印象の人と、かなり年配の恐らく父親。
そして母親であろう女性と、御付きのメイドだろう若い女性。

「はじめまして。本日はお招きをいただきましてありがとうございます。」
と、挨拶をする。
和子さんが続いて挨拶をする。

私達の挨拶ももどかしそうに立ち上がったその人が、ちょっと背は主人様より高いくらいかも。私に手を差し出してくる。
「今日は来てくれてありがとう。」
ぎゅっと手を握られる。
ゴツゴツとした手だった。

慣れるだろうか。慣れる事が出来るだろうか。と思う。

出来るかではない。そうしなきゃいけないのだ。
ここまで来て、私に嫌という権利なんて、いや、そんな事を思う方が間違っている。
和子さんが、主人様が与えてくれようとしている私の幸せを逃す権利なんて、私には無い。

その人の顔を見て、にっこりと笑う。
2重写しにしちゃいけない。そんな失礼な事は出来ない。そう心に誓う。


話は和子さんを中心として非常にスマートに進んだ。
スマートに進むように作られているのだから当たり前といえば当たり前だ。
和子さんはこの道のベテランでもある訳だし。
話のもっていき方も何もかもがなんだか先程の乗り心地の良い車の如く、素晴らしく澱みなく進行する。
趣味、好きな本について、休みの日にはどんな事をしているのか。礼儀作法は?云々。
私が少しでもつっかえると和子さんがすかさずフォローして私の事を褒めたり、上品にからかったりしてくれる。
その人も見た目よりもずっと話上手で、なんやかや、と私に話を合わせてくれ、好きな作家も一緒だと云う事で、その話をする。
そしてつつがなくといえばつつがなく進んだ後、暫くして、二人で話でもしてきなさい、と言われて庭に放り出される。

その人が先に立って、私に手を差し伸べてくるのを、雪駄は履き慣れないのもあって、
手を取ってもらって庭へと降りる。
降りたら手を離してもらえるかと思ったけれど、そのままに手を引かれる。

石造りの小さな橋と池とそこにいる艶のある赤色の鯉、
直射日光が当たらぬ様に所々に配置されている整えられた竹薮。
そこから放射線状に薄く差す日光。
歩く度に音のする綺麗に形の揃った敷石。
見事に作りこまれた回遊式庭園の中を手を引かれながら歩く。

「今日は、本当に、嬉しかった。」
と、その人が言う。そして本当に嬉しそうに笑う。
「私の方が年上なのに、宜しいのですか?」
そういうとぶんぶんと首を振る。
「そんな事は全く、何も問題などありません。
私はあの日、越智のお屋敷であなたを見てからというもの、あなたの事が忘れられなかった。」

じゃりじゃり、と音を立てて歩く。
右手に繋がれた手。少しごつくて、温かい手だ。
私はそんな事ばかり考えている。
何だかちょっと違う。

いつものと違う。

ほう、と息を吐いた。顔を上げる。
人の好意を無にして、きっと私は、馬鹿なんだろう。
何だかちょっと違うなんて自分でも説明できない子供染みた理由で和子さんの、主人様の顔を潰すのだ。
「すみません、今日のお話なのですが、」

私が言いかけたその瞬間だった。

「すみません!申し訳ない!!」
後ろ側から大きな叫び声が庭に響いて、ひゃっと飛び上がる。

びっくりした。
                           
きいたこともないくらい、大きな声だ。 こんな声、出せるんだ。

走ってきて、私の手を掴む。

「お、おい、」
その人が言う。
主人様が、走ってきてその人から奪い返すように私の手を掴んだ主人様がその人に向かって頭を下げる。

「すまない、八尋君。今日の話は無かった事にしてくれたまえ。」
「帰るよ、秋乃。」
そう言って、ぐい、と手を引かれる。私はぼう、としながらこくり、と頷く。

私は主人様にぐいぐいと手を引かれながらとつとつと歩いた。
きっと私は随分と目を丸くしていた事だろう。勿論周りの人間もだけれど。

歩いて料理店から出て、すぐ側にある公園だろう。連れられるままにそこを通る。
私にはそこがどこだか判らない。お屋敷の方向なのかすら。
手を引かれながら歩く。
漸く広い芝生と周囲を綺麗に紅くなった紅葉に囲まれている公園の中心付近まできて、急に振り向かれる。
真っ赤に染まった葉が私の桜色の振袖の裾に落ちる。

そして主人様は大きく息を吸って、
「何で僕に言わないんですか!」
と、怒鳴った。


「はいっ」
と反射的に思わず答える。主人様は怒ると何故か敬語になる。
昔からそうだった。

「あ、あ、秋乃、僕は怒っているんですよ。鈴子が屋敷中に聞きまわって、
漸く家令の1人に事情を知っているのがいて、
そして僕の所にすっ飛んできて、そして話を聞いてびっくりしました。」

「そ、その、あなたが彼を好きだと言うのなら仕方の無いことです。
自分が今、その、随分と常識はずれな事をした事も判っています。
しかし、しかし秋乃も、酷い、その、あまりに酷いじゃないですか。
僕に一言の相談もなくこんな。無論、その、秋乃には秋乃の人生がある。
そう云う事は判ってはいる、います。でも、でも、
その、こんな事を人伝えに聞いた僕がどんな気持ちになると思っているんですか?
こ、これを聞いた時、ぼ、僕は・・・その、秋乃がそういう事に気が回らない、そういう人じゃない事は知っているから、
だ、だから若しかしたら言い辛かったのかもしれない。そうも思いました。
あなたが彼を好きになり、であれば確かに僕にはきっと言い辛いという気持ちもあったのだろう、とそう判ります。
僕にだってその位の想像は付く。付きます。
だ、だから、僕の今日の行動を秋乃は軽蔑するかもしれません。でも、
しかし、であればこそ、であればこそやっぱり僕は秋乃にきちんと言って欲しかった。」

「ええと、その、それって・・・」
何か重大な齟齬があったのだ。と気がつく。
でも、彼は私の表情に気がつかないようで、言葉は続く。

「でも、でもこれだけは言わせて下さい。
もう遅いかもしれないけれど、その後、あなたの気持ちを聞かせて貰いたい。
若しかしたら僕がはっきりしない事で、秋乃も、鈴子も、僕がメイド相手に本気にならない、
なんて、そういう男だと思われてるかもしれない。
でも違う。違うんです。
僕がその、決められないでいたのはそう云う事じゃないんです。
そんな事はどうでもいい、いや、考えた事すらありません。
秋乃も、鈴子も僕にとってそんな、そんなような事を考える存在なんかじゃない。
そんな事じゃなくて、僕は子供の頃から一緒に居た秋乃と、鈴子と、そして僕を好きだといってくれるその事が嬉しくて、
だからはっきりといえずにいたんです。だらしないと思います。思っています。
でもどちらかを選ぶなんていう決心をする事が出来なかったのです、
いえ、正直に言えば今もです、しかしそれはけしていい加減な気持ちだからではなく、」

彼の話は続く。
真っ赤な紅葉の葉が、私と彼の間に落ちる。
主人様は私に言い聞かせるように、私の顔の高さに合わせるように膝をかがめている。
うーん。やっぱり、このひとは、私より大きくなったんだなあ。

「聞いてますか?聞いて下さい!秋乃に怒ってるんですよ、僕は!」
ちゃんと聞いてください。と声が続く。


しかし私はもうそんな言葉は聞いておらず、
主人様の前に回って、踵を少し上げて爪先立ちになって、
初めて出会った頃に比べて随分と大きくなった背と、
少し男らしく厚くなった胸板に身を預けるようにして、
そしてそれに比べれば幾分細いともいえる首筋に手を廻しながらぎゅうとしがみつくようにした。

頬と頬を合わせるように、そう云う風にしながら私は今、昔そうした時のようににっこりと笑っているのだろう。

そうやって、赤い紅葉の葉を肩に乗せながら、ぎゅうと、ぎゅうと、ぎゅうと、私は可愛らしい主人様を抱き締め続けるのだ。






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by obtaining | 2009-10-17 13:37 | document

Truc Ai 3 その1


「と、いうことで。今週の日曜日に日取りは決まりましたから。」

「はあ。」
と、答える。というか答えざるを得なくて、頷く。
頷いた瞬間、不味いかな、と思い返す。

「良かったですね。あなたは器量も抜群だし、何事にもよく気が付くし、私はきっと、こういう良いお話が来ると思っていましたよ。
でも、まさか、姉小路様のご子息様からとは思いませんでしたけどね。」
ふふふ、と笑いながらそう言う和子さんにかなり引き攣っているであろう笑みを返す。
うん、やっぱりマズい。

「その、あの、なんていうか、大変光栄なんですけれど、やはり身に余る話なので」
「だめよ。」
おそるおそる言った所でぴしゃり、と言われる。
うぐ、と黙る。


「あなたの言いたい事は判ります。
姉小路家と言えば越智家までとは言わないまでも名家中の名家。
そこに越智家主人様付きとはいえ、いちメイドの身分である
自分などが嫁に行っても良いものかどうか。そう考えているのでしょう?
悩むあなたの気持ちは私にもよく判ります。いえ、当然の事とも言えます。
しかし、私の頃とは時代が違うのです。
いえ、それは悪いことと言っているわけではありませんよ。
こうやって変わっていかなくてはいけないのかも知れない事ですし、
そうであればあなたのように若く、聡明な人が変えていく、
世の中とはそういうものです。
ねえ、主人様のご学友に見初められて、
こうやって向こうからお話を頂けるなんて事は中々あるものではありませんよ。
無論、それもあなたの日々の努力があったからこそです。
遠慮をする必要は全くないのですよ。
私も鼻が高いですし、ほっとしもしましたよ。
あなたはもう21になるのですからね。
あなたのような優秀な子はいつまでも手元に置いておきたい、勿論私もそうは思いますけどね。
やはりこうやっていいお話を頂けるとなると、ほっとするものですよ。」

最早これが、のっぴきならない状況である事だけは身に染みて判る。

「これからが忙しくなりますね。無論、嫁に行くとなれば養子の手続きが一度必要になりますからね。
それは私の方から姉川家にでも頼む事としましょう。それから・・・」

「あの・・・」
はかない抵抗だとは判っている。が、一応口を出してみる。

「その、なぜ私が、なんでしょうか。姉小路家といえば和子さんの言う通り、名家ですよ、ね。
その、なんでわざわざ私なんかを。 しかも後添いとからなら判りますが、
その、私、お相手の方より年上になるんですよね。 私、お会いした事もないのに。」

和子さんがぱちんとウインクをする。
うげ。あるのか、会った事。


「お会いした事はあるのですよ。忘れたのですか?
この前、姉小路様が主人様の所へ遊びにいらっしゃったでしょう。
その時あなたがお茶をお出ししたんでしょうに。」

あー出した出した。お茶出した。と思い出す。あれが姉小路様か。
そういえばそうだった。主人様がそんな事を言っていた。と思い出す。
一月ほど前に来て、主人様と楽しそうにお話をされていた人だ。
眼鏡を掛けて顎がしゅっとした印象の中々男前の人だった。
何か若手のメイドがきゃあきゃあ言ってた。

「向こうが言うには一目惚れ、だったそうですよ。
背中に電撃が走ったようだった。あんなに美しい女性は僕は見た事が無い。
なんて向こうでは言っていたようですよ。
もう寝ても醒めてもあなたの話をしているらしくて、
この話を持ってきた向こうの家令の方がもう笑う事笑う事。」

「そ、そうですか。」
と言うしかない。

「ねえ、私も、立場もありますし、あなたの言うとおり姉小路様も主人様と同年齢ということで年下となる訳ですし、
とは言ったのですけれどね、 そこはやはり若いと言ってもお偉い方ね。
姉小路家でも同じような話になったそうなのだけれど
昨今人の身分などというのは流行らないよ。結婚とは人と人とが心で結びつくものなのだよ。
とぴしゃりと言われてその話はおしまいになったそうよ。
情熱的で、素敵な方じゃないですか。」

あら、それにあなた、姉小路秋乃なんて雅な名前じゃないの。
なんぞと言いながら和子さんはぽう、とあらぬ一点を見つめている。


「日曜日までに体調を崩さないようにして、できるだけね、身綺麗にしてお伺いするのですよ。
あなたの事だからその点についても、向こうでの作法についても心配はしていないですけどね。
でもあなたは時々抜けているところがありますからね。
当日は服も出来るだけ控えめで、でも殿方の気を引くようなものにするのですよ。
そうね、あなたなら着物が似合いますし、あの桜色の振袖があったじゃない。
少しばかり派手ではあるかもしれないけれど、あれが良いわ。そうよ。そうなさい。」

さあ、決まった。と部屋から送り出されながらそう耳打ちされ、
もう上機嫌!という風に和子さんが私に手を振りながら扉を閉める。

私はさてどうしようかしら、としばし扉の前で佇むのだ。


@@

あんの御節介婆が。と毒つくのは簡単なのだけれど。
現実問題、うん、現実の問題なんだよな。と考える。

21歳でございます。年下の貴族様から見初められました。
和子さんが喜ぶのも判らないでもない。
越智家にとっても名誉な事だろう。きっと。
私にとってもきっと悪いことではない。というよりも望外の幸せと言っても良い。
年齢としても私の年は結婚するには普通か、18で学校を出た身としては少し遅いかもしれない。
同い年のメイドの仲間はそういえばもうあらかた片付いている。

私もそろそろなのだ。
そういう順番なのだ。
そういう訳だ。

学校まで出させてもらって3年間。
いつの間にか厨房付きと和子さんを除けば、メイドの中で私が一番年上になっている。
そう考えればそろそろ卒業するべき時なのかもしれない。

というか、卒業させてもらえるのだ。こんな家が今時どこにあるだろう。
使い潰せば良いものを、世間では当たり前のようにそうしているものをこの家では決してそうしようとはしない。

和子さんは19歳、20歳あたりになったメイドに必ず嫁の世話をする。それがどんなに仕事の出来る子でも、出来ない子でも、
例え18でこの家に来た子にすら、しつこい位に声を掛け、根負けした彼女達に見合いをさせ、そして送り出す。
場合によっては今の私の話みたいに家格の問題を解消する為に一時的な養子の口まで探し出す。
まだ働いていたい若いメイド達は御節介婆と和子さんの事を言うのだけれど。
でもこれは正直言って私達にとって、とてもありがたい、
いや、殆どありえない事なのだ。

それどころか私などは学校まで出させて貰ったのだ。
そう云った事について越智家に対して恩返しもまだ済んでいないというのに
その上で給金まで貰っていて、そして今、私は見分不相応な嫁入り先まで用意してもらったという訳だ。


「あ、秋乃、丁度良かった。今日さ、主人様のお風呂変わってくんない?
急に女の子になっちゃってさ。換わりに私、食事の後片付けと掃除やっとくから。」

部屋に向かって歩いている途中に私と同じく主人様付きのメイドをやっている鈴子が声を掛けてきたのを無視して通り過ぎる。
なんだかあまり話をしたい気分ではなかった。

「ねえ、聞いてんの!?」
「聞いてるわよ。交換ね。いっこ貸しだからね。」
背中でそう答えると鈴子のむくれたような声が返ってくる。

「ん、な、何が貸しよ。いつもなら喜ぶ癖に!どっちかといえばこっちが貸しでしょう?」
後ろを向いて、わかった、わかった、と言ってひらひらと手を振る。
不思議そうな顔をする鈴子を尻目に部屋に入った。

ふう、と息を吐く。


@@

でもね。と思うのだ。
贅沢を言う訳じゃないのだけれど。

それにしてもさ。
主人様は何も言ってはくれなかったのだろうか。
私としてはそう思う訳だ。

主人様が7歳の時、つまり私が9歳の時から私は主人様をお世話している訳。
贅沢を言う訳じゃないのだけれどもうちょっとこう、
何かあっても良さそうなものじゃないだろうか。

ねえ。

だってさあ、ほら、主人様のお勉強も、ご飯も、遊んだりも、全部さ。
一緒だったから。
学校とかもほら、私と鈴子は通わせてもらってたから、なんていうんだろ。
上手く言えないけどほら、一緒だったから。


身体がどうとかって言うわけじゃないんだけど、そういうのもさ、あったし。
私の気持ちとかも、伝えてはある、訳だし。
その、ねえ、出し惜しみするわけじゃないんだけど。
結構その、私としても覚悟とかも要った訳。

まあだから将来的にどうなるとかってのは確かに避けて来た所はあったのだけれども。
その結果としての主人様の判断がこれって事なんだろうか。

まあ。というよりも、あの主人様がこういう判断を出来るようになったって事なのか。
それはそれで凄いよなあ。と思う。
なんか正直ずっと子供っていうか、弟みたいに思ってたからなあ。
いつの間にか身体だけじゃなく、心も逞しくなったのかも。と思う。
それはきっと、うん。良いことだとは思う。

主人様のお世話はどうしようか。
・・・まあ、どうしようも何も無いか。鈴子なら何の問題もないだろう。
いまだにちょっと気の利かない所もあるけれど、でも別に何の問題も無い。
というか鈴子はとても優秀な訳だし。
私が抜ける分を補充するにしたって和子さんが優秀なのを入れるだろうし、
鈴子は嫌がるかもしれないけれどその子ともちゃんとやるだろうし。

あ、鈴子にも言わなくちゃいけない。鈴子こそ妹みたいなものなのだから、
話が決まったら真っ先に言ってあげなければ。
どうだろう、喜んでくれるだろうか。それとも、怒るだろうか。


そうか。と気が付く。これと一緒だったのかもしれない。
主人様は優しいから。そして少し心配な位に気が弱い所があるから。
だから私の事を気遣って直接言えなかったのだ。多分そういうことなのだろう。
怒ると思った?
・・・それとももしかして、喜ぶ私を見たくなかった?
なんてね。それは自意識過剰と言うものだろうけれど。

でも、ちょっとは逡巡とかしてくれたのかなあ。
そうだといいなあ、と思う。


なんでだろう。
何で泣いているのか。私は。

つうつう、と頬に垂れる涙を拭う。
しゃくりあげる。ひっく、と声が漏れる。

お嫁さんにしてくれなんて言ってない。
いいじゃないか。ずっとずっと隣にいたかっただけなのに。と思う。
9歳の時からずっと一緒にいたのに。
私が本を読んであげて、部屋を片付けてあげて、
熱を出した時は一晩中一緒にいてあげたのに。
勉強も教えてあげたし、一緒になってボール投げもした。
あんなに小さかった背が、いつのまにか私を追い越して、
いつの間にか何でも私が一緒にやってあげていたのが、私が手伝うっていう形になっていって。
子供向けの冒険活劇のお話が、最近の流行の文学物の話に変わっていって。
主人様とかそんな事関係なく、私がその間ずっと、一番可愛がって、一杯可愛がってあげたのだ。

よりによってお友達を紹介する事なんて、ないじゃないか。
私を邪魔にする事なんて無いじゃないか。


主人様の馬鹿。


@@

「今日はなんだか、秋乃、優しいね。」

そうかしら、私は優しくしているつもりはないけれど。
湯船に浸かりながら腰だけをお湯の上に浮かせた格好の主人様の脚の間に身体を滑り込ませた格好でそう考えながら、湯船から突き出されたそれに唇を被せる。
口いっぱいと言って良いほどの逞しさ。
首を捻りながら舌を絡ませ、唇が湯面に付く位、口の奥の方まで飲み込ませる。

どくんと、口の中のそれが脈打つことで嬉しくなる。
自分でも健気だなあ、と思うような律儀なリズムでせっせと上下に首を振る。
私の口の中に唾液が溜まって口の中のそれに絡みついて粘着質ないやらしい音を立てる。
余った分が唇から漏れて、屹立したそれの側面を伝ってお湯の中へ溶ける。

嬉しそうにそれがすっごく硬くなって、私の口の中でびくんと跳ねる。

でもこれ、ご奉仕という割には私も気持良いんだよな。
と悔しくなる。
私の口の中で硬くなるそれはなんだかすごくいやらしい気分になるし、
硬くなる度に先端から出てくる唾液に混ざる苦味のあるそれも、なんだかもう、すんごくやらしい気分になるし。
それを必死で啜っている私自身もお風呂に浸かっているっていう以上に完全に身体が火照っていて、いやらしい。

何だか悔しくて、引き抜きざま、私の唾液でぬとぬとになったそれが舌の先端に丁度当たる位の位置で軽く歯を当ててやる。


「痛っ」
と、声がして、ちゅぽん、と口から離す。
「あら、ごめんあそばせ。」
こくん、と口の中に溜まった唾液と先端から漏れたそれの混じった液体を飲み干しながら謝ると、こちらを軽く睨みつけてくる。

「こら、秋乃。」
と言われる。目が笑っている。
うわあ、判ってるなあ。というか判られてしまっているなあ。
と、考えて、自分でも顔が紅くなるのが判った。
えーと、そういうつもりでは。

「こっちに来て。」
うわ。やっぱり笑っている。
おねだりした格好になるというかそう思われている。

「いや、ちょ、ちが、」
「いいから。」

ぐいと手を引かれて、ざばんと立ち上がる。

「ううぅ・・・ええと、今のはそういうつもりじゃ」
「ほら。」

小さいメイドを叱る時の様に叱られるのが好き。
悔しい位私の事を知っている。
いつもは意識してやっていたから、今日のはなおの事恥ずかしい。


覚悟を決めて、すうと息を吸い、背中を向けて湯船を跨ぐ。
脚を思い切り開いて両足をそれぞれ湯船の淵に乗せ、顔にまたがるようにする。
四つん這いの格好になるように両手もそれぞれ湯船の淵を掴む。

ええと、つまりは、思いきり、凄く恥ずかしい格好になる。
湯船に寝そべった主人様の上に、逆向きになって思い切り脚を開いた物凄く屈辱的な格好。

湯殿自体は思い切り広いのに湯船が狭いからこそ出来る格好だ。
まあ、この為じゃないと思うけど。

バランスを取る為に両足はまるで無理やり広げさせられてるみたいに思い切り広げる格好になる。
しかも両手も広げざるを得ないからカエルのような格好だ。
初めてではないとはいえ、頭がめちゃめちゃになるくらい恥ずかしい。

ちなみに鈴子はこの格好、1分と耐えられない。
私は、ええとその、いや、えと、・・・まあ、その、大好きだ。


ぴしゃん、とお尻を叩かれて、ひゃん、と声が出た。
瞬間、指が私の中を割りながら入ってきて電流が流れたみたいな快感が走った。
「んっ!」
抵抗できない格好で、見ながら触られてる。
「いやらしいな、秋乃。こんなに締め付けて。」
ああああああ、それだけで頭が爆発しそうになる。
私のそこに埋められた2本の指がゆっくりと出し入れされて、
私のそこが凄く、濡れている事を証明するような音が漏れる。
力を入れていないのに、勝手にきゅう、と指を締めるように動くのが判る。

「あっ……ぁあああああ…んっ、恥ずかしいっ!やだっはずかしいぃっ!」

お湯を割って丁度顔のところに突き出されたそれの先端に夢中でしゃぶり付く。
首を使えないから舌を使って思い切り嘗め回す。

「やだっ!んっ!見ないでっ!お願いっ!んっ!ねっ!やぁっ!」
私がそういう度に、わざと開くように指を動かしてくる。
わざと乱暴に抜き差ししてくる。
私はあんまりにも気持ちが良くて、恥ずかしくて、
口の中に必死に神経を集中させて吸い込んで、唾を塗して、嘗め回す。

鈴子にはそうしない。
鈴子にはもっと優しくする。

鈴子はお姉さんぶるのが好きな癖に、ああ見えてとても甘えたがりだから、そうしてくれる。
私にも、私がこういうのが好きって判っててそうしてくれる。
優しい性格だから。


中に入れられた指が開かれて、
「あっ!・・・んうっ!・・・はあっ・・・ああああんっ!」
下半身に感じた衝撃にもちかい快感に思わず脚から力が抜けて、じゃぼん、と湯船の中に落ちる。
お腹の上にぺたんと座った格好になる。
ぐるんと回転して思い切りしがみつく。

「秋乃の中で。」
「あああああああああっ」
声だけで達しそうになって耳元で声を上げると、私の腰を軽々と持ち上げてきて。

そして入れてくれる。

「んああああああああああんっ!」
凄く逞しいそれが、私を貫く。
嫌になるくらい甘ったるい声が私の口から出てくる。

「いやっ!太いっ!だめっ!いやっ!だめえええええ!」」
私から動く事なんて出来ない位激しく上下に動かされる。
私達の動きで湯船の表面がざばざばと揺れる。

「いやっ!はずかしいっそこ、そこだめですっ!あああああっ」
力強い両手でお尻を掴まれ上下に揺さぶられて私の身体と共におっぱいが上下に跳ねる。
自分の意思に関係ない、私を求めてくる動き。
私で気持ちよくなってくれている動き。
揺れているおっぱいを口元に近づけるとちゅうと強く吸い込んでくれる。

上下に揺さぶられながら私は両手を使って主人様の頭をぎゅっと抱きしめる。
信じられないくらい愛しくて、恥ずかしくて、色んなことが頭を過ぎって、
次の瞬間、頭の中が真っ白になる。


@@

「今日、秋乃、僕の部屋へ来る?」

ゆっくりとタオルで身体を拭っている所でそう言われた。
少し考えて、首を振った。
何て言おうかと、一瞬考える。何といっても断った事なんて無かったから。
「いえ、え、ええと、実はちょっと体調が悪いので、」
ちょっとのぼせ気味で、大して考える事も出来ず頭の中に浮かんだ言葉をそのまま口に出す。

「えっ!」
「あ、ええと、全然、大した事は無いのですけど。」
嘘を吐いてしまった。と自分で言っておきながらショックを受ける。

「早く寝なきゃ駄目だよ!」
ばさっと私が拭っていたバスタオルを奪われて私の体に掛けられる。
馬鹿だな、と言われて私の身体がごしごしと擦られる。
まるで大事なもののように、丁寧に。

何だか何もいえなくて私は立ち竦んだ。
本当ならそんな事させちゃいけないのに。
私はメイドなんだから。さ。


「折角なのにごめんなさい。」
ごめんね。
心配そうに私の事を見てくるのを、見上げながら言った、

「そんな事いいから!きちんと乾かさないと駄目だよ。
早く部屋に戻って、寝なきゃ。」
全く、そう云う事は早めに言ってくれないと駄目じゃないか。
時々抜けてるんだから。と言われながらごしごし、と頭を擦られる。
耳の後ろを指でくすぐるようにしながら手が頭の後ろに回って、
首の後ろを上下に擦るようにタオルで水滴を拭う。
私がいつもやってあげていたやり方だ。
そのやり方で、頭をごしごしと擦られる。

泣くまい、と努力した。
でも俯いて気取られないようにするのが精一杯で、やっぱり無理だった。



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by obtaining | 2009-10-17 13:36 | document

秋だ

あたい、なんだかお話以外のエントリを書く事に
抵抗を覚える身体になっちゃってるみたい・・・。

多分きっと自分が面白い事が言えない事に気がつきつつあるからだ。
やだなあ・・・(素)

それはいいとして。
以下今までやってなかったWEB拍手での質問のうち、
答えられそうなのに回答とかをしてみる事に。




◆Truc Aiの意味はなんでしょう

Mixiでは真実の愛という意味でしょうかという質問もありました。
実際の所ですが『騙しあい』でWEB翻訳した所、あいの字がわからないらしく
Trick Aiと出たものをオランダ語で再変換したらこう出て
個人的に語呂が良かったんでそのまま使ったものです。
わーい適当。いっつもこんなんだ。



◆Affair with a mouthのお話は本当ですか。本当なら今どうなっているのか。

これもいまだよく来るのでこの際回答。
最初に言っておくと恐らく聞かれている意味においての本当か嘘かという話で言えば
webに氾濫するそこそこ読めそうな鬱な体験談の97.8%は絶対に嘘です。
(弊社調べ。2009年10月13日現在)
もし本当に真実だけを書いているトラウマ的な体験談があるんだとしたら、
それはきっと上手くいって自分が納得がいった結末を迎えられた人が話を書いてるんでしょう。
幸せな事なのでそれはそれで良いんじゃないかなと思います。

でもうにさん思うに、普通、学生時代や社会人数年目(つまり10代~20代)位で
自分が想像もせず、全く対処できない事態が持ち上がり、
それに対して逃げる事も出来ずに必死で取り組まざるを得ないという場合に
(まあえてしてそういうのは10代~20代あたりのそういう年代に起こる。)
後から詳細に思い出せるほど冷静に対処できる人ってすんごい貴重な気がする。
というかいるんだろうか
俺は無理だった。
その時の衝撃的な気持ちは痛いほど覚えているが、
その当時の詳細な記憶はすっぽりないし、思い出したくも無いし思い出せない。

それにトラウマレベルの出来事って自分の中でうまーく対処できるようになるまで
年単位で時間が掛かって、その間に怒りを溜め、
何度も想像上でそれをなんとか発散し、その後起こった事を詳細に分析し、
また怒りが込み上げ、と何度も繰り返した結果、
ようやく冷静に見つめ直せるものだと思うのですよ。
そしてようやくその当時の事を冷静に思い返せるようになった後で
叩かれるかもしれない場で、それわざわざ他人に晒したいかというと俺なら絶対晒したくない。

だってやじゃんよ。
こちとら数年掛けて悩んだ事をいかにも知ったかで分析されたりはしたくないじゃない。「こうすればいいじゃん。馬鹿じゃないの?」
とか言われたら「俺の身になってみろ。」となるじゃない。
そんなもん俺が今川義元だったらレベルですよ。人事だと言えんだよ。
っていう他人に絶対に踏み込まれたくない領域ってあるじゃない。

そういうのって、俺みたいな露出狂ですらやだと思うのに、
わざわざやりたい人そんなにいるかね。正直。
と、思っています。


ただ、ただね。

こっからが重要で。
多分、長文で何かを書く人間は何かやたらと伝えたい事とかが絶対あるですよ。

勿論、面白半分で書く場合もあるし、切っ掛けは様々だろうけれど、
きっとそういう話って、バックボーンとなる体験なりトラウマは絶対にあって、
面白い話ってのはそういうものを元にして吐き出されているものだと思います。

うににも心の中にそういう怪獣トラウマー(ちっちゃいゴジラみたいなの)がいて、
それは『あー、あったあったそう云う事。俺も若かったなあ』とか微塵も思えねえレベルの奴だったですよ。
『今ならもっと上手くやれるかもしれません。さあ、あの時点に戻りたい?』
と聞かれたら『冗談じゃねえ』と即断する自信がある事をわざわざ思い出したいかと言われると
思い出したくないし、ましてや書きたくも無いような事態。

その事を本当に体験談として書いたらきっとAWAMより衝撃的な内容だとは思う。
でも、そういうものは書いて否定されたらマジギレせざるを得ないし
上のように思い出したくないからうには書けませんでした。

だってそのトラウマーの時、上手く対処できなかったもの。その時。
うろたえて、どうにかしようとして見当違いの方向へ突っ込んでいくと云う事を繰り返して
その上でうんざりする位散々迷惑と時間をかけて収束したあの事態を
俺自身とてつもなく面白くないと感じてたもの。


でもその時の心の変化とか、どう思っているかとかどう思うようになったか、とか
そういう自分がその事によって心底感じられた感情なんかは誰かに伝えたい。
金ももらえないのに長文で何かを書く人間は多分そういう事をしたい人間です。


ということでAWAMは本当の話ではありません。
うにの中のトラウマーが形を変えて、こんな話があったらどうだろう。
と出て来たものです。
それはAWAMなんかよりもっと陰惨で、結局時間をもってしか解決できず、
そしてその時間を掛ける事をその時の俺は想像も出来ず、
そして想像したくも無くてもがいた記憶だったりなんかだったりします。
うにが書けたのは実際それが起こってから5年後で、
その事はまだ解決されていませんでしたが、
それでも漸く自分の中で考えが纏まって、で、書いたものです。


多分他の方の体験談も大抵はそういうものだと思って読むべきだし、
それを責めちゃならねえですよ。
好き好んで長文書く奴なんて何か言いたい奴で、
上手い下手あれどきっとそれ伝えたくて頑張って書いたりするですよ。

とうには思うですよ。


以上。


再開。

ちょっと言葉足らずかもしれないので。

体験談風の話ですがじゃあ全部が全部妄想なのかつうとそうでは無いです。
DQNとかね。WeakPointとか悪戯を(ryやら。
寧ろdocument_Adにある話は何らかの聞いた話や実体験やらがベースになったものが殆どです。
中にはほぼ体験談そのままとかもあります。

直接自分のトラウマに直結するとかじゃない以上、
面白い話ってのはそれはそれで書いていて面白いものですし。
AWAMだってそういう意味では本当の部分もあります。


あ、後それと、体験談の中でもトラウマじゃない成功体験談ってのは
真実率はそれなりに増えると思います。
+30%位は。(弊社調べ。)

まあでも、あれですよ。妄想だの真実だの何だかんだいっても
えてして妄想の体験談より現実の方が信じらんねえ話とかあったりもしますよね。

3年間付き合った彼氏がいる女の子とHしたら処女だった。とか。
バイト先のアメリカに留学中の彼氏がいるどう見ても清純派の可愛らしい女の子のアニャルを開発したDQNの話とか。
新任3年目の学校の英語の先生のパンツに無理やり手突っ込んだら濡れ濡れだったっつう話とか。

書いてもネタ乙って言われそうとか、どうも信用されそうもないから書かない。
って真実ネタも皆様誰しも幾つか持ってるんじゃないかなあと、思う。
そういうのを面白く書けるときっと楽しいんだろうなあ。


皆様も面白い話、吐き出したい話があるんでしたら、
どこかで書いてみたりしたら面白いかもしれません。
必ずしも全てが真実でなくてもトラウマを吐き出すだけであっても自慢話でもそれは良いんじゃないでしょうか。
それなりに気合を入れればそれなりに面白く読んで貰えるかもしれません。

読み手のほうも本当か本当じゃないかって事に血道を上げてもあまり良い事はありません。
妄想でもある意味本当の部分もあれば、
もし真実だと思って書いていても嘘っぱちの事もある筈です。
(現役ストーカーに体験談を書かせたらきっと後者になるでしょう。)
プロレスとかと一緒です。
例え本当の意味で真実でなくても騙そうと思ってそうしている訳では無く、
ある意味より真実に近い場合もあるのですから、程々に信じながら楽しむのが吉です。


そして真面目にここまで読んだ人は読み手としての才能があるので今度是非、
こうやって書いてみるとただのエロ体験談がえらく高尚なものに思える不思議について、うにと語らいましょう。



◆35人目を早く書け。
ういす。35人目は忘れてないです。
ただ最終話のプロットが出来ないだけで。(より深刻)
ドラクエか何かに引っ掛けて上手い事言おうとしたのにそれがどうしても思い出せない。何だっけ。

◆カープ5位でしたね。
来年は優勝すると思います。
ようやく若手が出揃った感もありま(ここ10年毎年言ってるので以下略

◆メイドの話が好き。
僕も好きです。個人的には能力はあるけど言う事聞かないようなタイプが好きです。
後、スカートは長めでフリルが多いのが良いです。

◆何か書こうと思っている2次SSは。
最近NINJA外伝Σ2にはまってますが、SSになりそうもありません。
でもこのゲーム、敵側に何か凄い必死感があってとても面白い。
こっち側がクリアしに行くというより、何か向こう側が凄い尻蹴っ飛ばされてて
必死でこっちに向かってくる感というか。
このシリーズ初めてやったけどこの感覚は何か新しい。

後、鎖鎌みたいのでシュパシュパシュパジャキーン!ジュパジュパってやるのが
なんかブルースリー気分で超気持いい。
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by obtaining | 2009-10-13 16:46 | diary

Truc Aiの続き その2

@@

「鈴子には判らないかもしれないけれどね。17歳の男となれば、それはもう、
普通はどんなものにでも穴があればやりたくなるというものだそうなのよ。」
ちゃぶ台の前に二人で座り込むなり、秋乃は真剣な顔でそう言った。
「……秋乃、下品だよ。あのね。主人様がそんな風な訳無いじゃない。」
ずずず、とお茶を啜りながら答えると「判ってないなあ。」と、手を振ってくる。

「あのね。主人様といえど男よ男。成績も良くていらっしゃるし、何事にも真面目に取り組まれる方だけれど、
それでも男は男なの。主人様は17歳の男なの。そしてそれは別段何も悪いことじゃない訳。
寧ろそういう事こそ普通じゃないほうが心配でしょう?」

しばし考える。
「そ、それは、まあ、そうだけど。確かにそう云う事も、それが普通なら主人様も普通の方が良いかもね。」

「でしょう?ね。で、考えてみなさい。主人様の近くには、基本的に24時間、私と鈴子がいる訳よね。」

「・・・だから?ずっとそうじゃない。」
「普通だったら、どっちかを抱こうと思うに決まってると思わない?寧ろ、両方とか。」
ぶふおっとお茶を吐き出す。
繰り返すが当時私は男性の性欲に関して基本的な知識は殆ど無かった。

「な、な、な」
「だってね、自分で言うのもなんだけど私達、そこそこな筈よ。鈴子だってとっても可愛らしいし、
私だって磨き上げられる部分は磨いてるし、そういう部分でならこのお屋敷のどのメイドよりも負けてないつもり。
私達のどちらも趣味に合わないとはどうしても思えないの。
だって私達主人様と二人きりになる事も多い訳だし、こうやって部屋だって向かい合わせ。当然夜に部屋に鍵だって掛かってない。
普通だったらこう、部屋のドアをこう、夜中に開いてくださったって良い様なものじゃない?大体さ、」

「・・・ちょっとまって、ちょっとまって秋乃。ごめん私ついていけてないわ。」
「何?」
「・・・その、さ、えーと何から話せばいいんだろ。」
額を押さえる。ええと、混乱している。抱かれる、抱く?ええと、そういう事をする、という事だよね。
ええと、普通はこう、手紙のやり取りとか、お互いの気持ちの確認とかをした上で、恋愛をして、
結果として結納婚約へと進んでその上で、まあいいやその途上である事もあるかもしれないあれだよね。

「その、なんだろ。ええと、うまくいえないや。まず、秋乃は、その、あの、うーんと、良い訳?
その、主人様が仮に、部屋に来たとしたら。その、そういう目的で。」
こう、なんだろ。いいのか?いいんだろうか。いいの?その、なんていうかね。
結構真剣に聞いたつもりだが、秋乃は間髪入れずに答えてきた。

「良いに決まってるじゃない。何言ってるの?私が何の為に学生時代誰の相手もしなかったと思ってるのよ。」
くんと胸を張ってここまで堂々と答えられると何もいえない。
何もいえない。のだが。

「その、そのさ。主人様だよ。私最初に主人様に会ったの6歳の時だよ。秋乃だって9歳だったじゃない。」
「だから?」
「その、ほら、私年下だけどさ、こう、まあ勿論?仕事で?な訳だけどこう、10年も一緒に居る訳じゃない。」
「そうね。」
「こう、弟?みたいな?いや、勿論その、んーなんだろう。なんだろうね。
あの、その、もしそうだったとした時にいやっとか絶対駄目!とかそう言う訳じゃないんだけど
ただなんていうんだろうな。あの、順番とか、こう、色々さ。あるじゃない。それにほら、難しい訳じゃない。
御互いこう、気持ちが仮にあったとしてもこう、なんだろ難しいなんていうかな」
「あんたの悩みはどうでもいいの。どうせあれでしょ。立場が違うとか、そんなくだらない事考えてんでしょ。」

「な・・・」
ぴしゃりと言われて絶句する。
と、秋乃はいきなりだん、と机を叩いた。


「そーじゃないの。それはそれ!これはこれ!そんな事じゃなくて私は今、主人様の男の話をしているの!
あのね、自分で言うのも何だけど私ね、結構異性にはもてるのよ。
学校じゃ中等部から6年連続で男子生徒から選ばれる模範的女子に選ばれてた訳だし、鈴子も今年で4年連続だっけ?
そうだろうけど。ラブレターとかもそれはそれは情熱的なのを一杯貰っている訳。
秋乃様へ、僕は清純なあなたの事が日夜忘れられず、なーんて書いてあるのを一杯!
それに結構胸だってあるし!腰だってこう、ほら、自分でも女っぽいかな?みたいに思う訳。
その私がね、お風呂の際に裸になってこう、主人様の背中を流したりしてる訳じゃない。
だったらこう、手の一つも引いて『秋乃、そこはもういい』とかなんとか言ったっていいじゃない?
『いやっ恥ずかしいです!』とか私が言ったら『いいからこっちを洗うんだ』なーんていって
『そんな困りますっでもっ!いやっそんな、すごい、主人様逞しいっ!』ってそしたら」

「ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って秋乃。今私すごく聞き捨てならない事聞いたんだけど。」
「何よ。今いい話してるんだから。」
「いやいやいやあのさ、て、いうかさ、お風呂場でのお手伝いはメイド服か水着でって言われてるでしょう?
言われてるよね。言われてるよね?何か今裸って聞こえたんだけど。」

「そんなの裸に決まってるじゃない。何、鈴子違うの?」
しれっと答えた秋乃に眼前が暗くなる
「はあ?メイド服か水着着てるに決まってるでしょう!?え、何?秋乃裸でやってるの?」
「当たり前じゃない。そのまま私も入るし。」
「信っじられない!何それ、何っそれ、私初めて聞くんだけど。
そっか、だからか、だから主人様に前一回聞かれたんだ鈴子はここのお風呂は入らないのって、意味判んなかったんだけど今判った。
何してんのよ!」
両手を振り回す。なんだか微妙なショックを感じていてやたらと手持ち無沙汰な気持ちになって、
お茶菓子に手を突っ込んで煎餅を一掴み取ってばりばりと齧る。

「何してんのってお風呂はお風呂じゃない。何?鈴子、水着って何着てるの?持ってたっけ?」
「学校の水着。髪の毛落ちるのやだから帽子も被ってる。」
「だめよそれじゃ。色っぽくない。」
「何言ってんの駄目なのはあんたでしょう!?知らなかった。うわ知らなかった私。
何、秋乃一緒に湯船とか入るの?」

「うううん。主人様湯船も碌につからずにすぐ出ちゃうのよ。昔は違ったのに今じゃカラスの行水ね。
もういいから、僕上がるよとか言って。だから体拭いてあげて、その時とかもさ、こう、
『そこは物で拭く所じゃないだろう?』なんて言ってくれれば、『え?でも?』とか言って『お前の口は何のためについているんだ?』なんて
『そんな、恥ずかしいっ!でも寧ろ洗う前に仰っていただければ私のここで洗わせて頂きましたのにっ』みたいなそれでさ、」

「だからかー。そういえば鈴子の番はゆっくりできるなあって湯船に浸かりながら言ってた言ってた。
あーもう!迂闊だった。すっごい迂闊だった。何でって聞けばよかった。
てか駄目だよ!ちゃんと湯船入らせないと風邪ひいちゃうじゃない!」

「ちゃんと拭いてるから大丈夫よ。それよりもね。そんなことどうでもいいの。」
「いやどうでも良くないって。あんたそれ和子さんが知ったらどんな事になるか判ってるの?大目玉食らうよ。」

秋乃がびっとこちらに指を向ける。
「あの婆さんに掛かったら何だってそう言われるに決まってるでしょうが。あのね、そんな事はどうでもいいの。
私が言いたいのはそうじゃないの。お風呂もそうだけど、それだけじゃないの。私はね、
主人様と二人でいる時とかもさりげなーく、さりげなくよ。
こう、ちら、とか、ぴら、みたいな。ちょっとこう、胸のボタン一つ余計にあけてみたりとか?こう、高い所を掃除してみたりとかもしてるの。
それとか話をする時もわざと押し倒しやすそうにベッドの方に腰掛けてみたりとか。脚とか組んじゃったり。
でもぜんっぜん。ぜんっぜんなの!『秋乃、僕はもう、我慢できないよ!』『ご主人様っ!そんなっ!駄目ですっ!』
『いいだろ、なあ、いいだろう?それとも嫌なのかい?』
『・・・嫌じゃないですっでも!っでも・・・ああ、主人様、そんな、お辛そうな・・・判りました。
でも秋乃、秋乃は初めてなんです。恥ずかしいっ!でも頑張りますから!』」

身をくねらせる秋乃に指を向け返す。
「そんなおっさんくさい主人様は嫌。ていうかさ、ていうかさ、
初めて知ったんだけど秋乃、あなた、私に黙ってそれやってた訳?ね、いつからやってたのそれ?」

「2年位前かなあ。」
「2年も!?」
全然知らなかった。私といる時は普通の顔をしていたくせに。
それとも私がにぶいのだろうか。


「そう、2年も経つの。2年前ったら私17よ。そろそろかなー。とか、思ったの。そりゃ思う訳じゃない。17よ17。
大体主人様もさ、13歳位までは『秋乃ちゃんこの本一緒に読もうよ。』とか言ってさ。
はいはい読んであげますよーってソファに二人で寝そべってたら『秋乃ちゃん良い匂いがするね』なーんて、
んもう超可愛いくって『こぉら、くすぐったいですよ』とかいっても顔とか押し付けてきて
『秋乃ちゃん、もうちょっとこうしてていい?』なんて言ってきて『秋乃は仕事があるんですよ。』なんて言いながら
んもう!良いに決まってるじゃない!なのに急に14歳位になったら余所余所しくなってさ。
本とかも1人で部屋で読んでてさ。これからじゃない!これから先があるってのに!
どうすればいいのよ!私にどうしろっていう訳!?」
秋乃も憤懣やる方ないという風情でお茶菓子から煎餅を取り出してばりばりと齧っている。

「・・・あのさ、あんたのその身体を持て余した未亡人みたいな話はいいんだけどさ。大体話は判ったし。
そうやって主人様に迫りまくった訳ね。私のメイド服まで持ち出して。でもちょっといい?」
「何?」

すう、と息を吸う。これから聞く事を考えて、少々顔が火照る。
つまりはそういうことだと云う事は大体判っていた訳だが、一応聞いておく必要がある。
「その、秋乃、秋乃はさ、主人様の事、好きな訳?」
「好きよ。決まってるじゃない。鈴子だってそうでしょ?」
あっけらかんと言う。

「だからそういう好きじゃなくってさ。」
「だからそういう好きでしょ。何?鈴子違うの?」

しれっと言える秋乃が羨ましい。

私達は別に奴隷じゃない。そりゃ勿論、越智家には恩がある。
私も秋乃も昨今珍しくも無いけれど家族に恵まれない人間で、
でもだからこそ私達を子供の頃から育ててくれて、
学校まで出させて貰った事に言葉以上の感謝の念を感じている。

でも別に必要以上の事を求められる事は無いし、する事も無い。
その気になれば来月にでもお世話になりましたと言って、バッグ一つ持って出て行く事だって可能だ。
私達は奴隷じゃないし、主人様を好きにならなきゃいけない義務なんてものは無い。

だから、好きってのは本当に、その、好きッて意味になるのだ。
その、メイドとか関係無しに。

「えーと・・・だから、もう一回、ほんっとーに大真面目に聞くよ。今まで聞いた事無かったから。
ん。
秋乃、秋乃は主人様、じゃない、崇文君、越智崇文君の事が好きなの?」

秋乃は少し小首を傾げた後、一度座りなおしてお茶を啜ってから私の目を見た。
「だから好きって言ってるじゃない。何?真面目じゃないとか思ってる?
大真面目よ大真面目。きっと鈴子と同じ位にね。」

最後の言葉は聞かなかった事にしておく。
「・・・・・・じゃあ、聞かせて欲しいんだけど。例えば、メイドが主人の事好きになったとするよね。
でもさ、それが恋愛として成就する可能性なんて殆ど無い訳じゃない。小説の中ででも無い限りさ。
身分の差とか、そんなのもあるけどさ。壁は高すぎる訳じゃない。
使用人は使用人。もし万が一主人様がその気になったとしたって最終的に周りにはこう言われると思わない?
育ててやった他人の子に母屋を乗っ取られたって。
悪女扱いよ悪女扱い。言葉でそんな事なんでも無いって言うのは簡単かもしれない。
でもそうなったらそのメイドだけじゃない。その主人様だって馬鹿扱いされるのよ。
あの人たちの世界で馬鹿扱いされるって事がどういう事か、私達は知ってるよね。」

「そんな事で悩む人間は馬鹿だと思うよ。」

「なっ」
さらりと言われて絶句する。
秋乃が艶のある髪を一度梳くように撫でた。そしてふう、と呆れたように溜息を吐いた。
「鈴子あのさ。そんな道は私が3年ほど前に通ってんのよ。私の方が年上だから、悔しいけど教えてあげる。
そんな言い訳して、1人で部屋で悩んで。はっきり言って完全に無駄。無駄なの。
私の場合は自分の方が主人様より年上だってだけ誰かさんよりも深かったと思うけど。
あのね。誰かを好きになったら、それをやめるのなんて絶対に無理なの。
私は悟ったわ。少なくとも好きになったその人がどんどん素敵な人に変わっていってる限りそんなのは無理。
ネガティブな要素を何百個持ってきたって、好きって一つ気持ちがあればそんなもの全部どっかに行っちゃうの。
少なくとも私はそうで、多分女の子なら誰だってそう。
思い出が沢山あって、一緒に育ったご主人様の事、好きにならない訳ないじゃない。
私にとって他の男なんてメじゃないの。ご主人様1人だけ。
だったら私は片付けるわ。我慢できないものは片付けて我慢できるものやどうにも出来ない事は我慢する。
メイドの仕事と一緒よ。目的は片付けられるものを一つづつ片付けて達成するのよ。」

秋乃の言葉にはやたらと迫力があった。
普段から無口にしてないでこんぐらい喋ればいいのに。


「・・・で、その努力が痴女の格好って訳?」

くっと秋乃の眉が上がる。
「あのね、まあ方法は色々あるんだろうけど。まず私はもう19歳なの。
鈴子と違って和子さんからも見合い話はどう?とか事ある毎に言われてるの。形が必要なの。のんびりやってる暇は無いの。
そっちと違って主人様に襲われた時に『いやっ!恥ずかしいっ』とか言えるのはもうギリギリなの!」

「なんかさっきより口調が切実だよ秋乃。」

「うるさぁい!鈴子にはまだ判んないの!だんだんだんだん小さいメイド叱るのばっかり上手くなって、このままじゃまずいの!絶対にまずいの!
でも私だって女の子なんだから向こうから迫られたいじゃない。
判るでしょ?折角ここまで大事に取っといたんだから
初めて位は大事に向こうから私の事欲しがってもらいたいじゃない。
折角ご主人様、背だって伸びて、カッコよくなってるんだから
『やさしくして下さいね』『ああ、判ってるよ』位のやり取りはしたいじゃない。
そのギリギリが私にとっては今年なの!今年中に襲ってくれなかったらご主人様捨てて他の所に嫁に行ってやるんだから!
鈴子には判んないわよ。きっと後3年して襲われなかったら私みたいに悩むんでしょうね。
でも鈴子にはあと3年あっても私には今なの。今なの!
あのね、2年間私がどんなに恥ずかしいと思いながら色々したか判ってる?
初めてお風呂に裸で入った時、主人様に『昔みたいですね』とかいいながらどんだけ頭の中混乱してたか判る?
私は2年前に鈴子の悩みなんかは乗り越えて、そして1人で頑張ってきたの!
痴女みたいとかいうなあああああああ!」


ずだあん。と湯飲みがちゃぶ台に叩き付けられる。
「判った、判った。ゴメン。ごめんね。その服、まだ着てていいからさ。意外と似合ってるかも。何だったら他の服も。」

「似合ってる訳無いじゃない!馬鹿みたいって自分でも判ってるわよ。
それより鈴子、あんたここまで私が言ったんだから、鈴子も言いなさいよ。主人様の事好きなんでしょう?
男として好きなんだよね?言いなさい!言わなかったら私取るよ。取っちゃうからね!取ったらあげないんだからね。
今言わなかったら取ったらあげないからね!」
ずずずずず、と秋乃が身を乗り出してくる。

「・・・っ・・・まあ、う、うん。す、す、好き、だよ。」
勢いに押されてつい言ってしまう。誰にも言ってなかったのだが。
特に最近は主人様は弟や兄のようなもの、と自分に言い聞かせてきていたのだが。

「もっとはっきり言う!」
「・・・あのね、私は秋乃の部下じゃな」
「はっきり言いなさい!」
小さいメイドの子だったら一発で震え上がる秋乃の一喝が飛ぶ。

「判ったわよ!私も崇文く、じゃない、主人様の事が好き!」
私は叫んだ。
そして、口に出してみて自分でも割とあっさりと納得した。
うん。確かに、私はあの人、じゃない主人様の事が好きなのだ。

きっと、秋乃がドアの方を睨む。
「よし、覚悟決まったわ。まどろっこしいのは沢山。幸い今日はこの後仕事も無いし、二人で行きましょう。」
がたん。と秋乃が立ち上がる。
「は?」
話の展開に付いていけない。
見上げると、秋乃が立ちなさい。と、くいくいと手の平を私に向けて上下させてくる。


「行って、主人様の気持ちを聞いてくるの。私もちゃんとした服に着替えるから。
鈴子も着替えて来なさい。」
ぽいぽい、と私のメイド服を脱ぐ。女の私が見てびっくりするくらい綺麗な肌が露出する。

「ちょっと待って、ちょっと待って、ちょっと待ってよ。秋乃。」

「私達の気持ちを伝えて、それで雰囲気出たら、そのまま行くからね。」
「ちょっと待ってよ!」

「こんな可愛い子二人で迫って鼻血も出さないご主人様ならこっちから見限ってやるんだから。」
「ちょっと待ってって言ってるでしょ!もし雰囲気って私、そんな事になったら初めてなんだから。」
「大丈夫、私も初めてだから。」
「大丈夫じゃなあい!全然大丈夫じゃないじゃない!」

「じゃあ、私が主人様と愛し合ってるのを指咥えながら横で見てなさい。」
秋乃が叫ぶ。

そして勢いあまり、カチンときて私も叫び返したのだ。
「な、何言ってんのよ!たかふみ、じゃないしゅ、主人様がやりたいっていうんなら
そうしたら私だってやらせてあげるに決まってるでしょう!
だって、私だって、嫌いじゃないんだから、崇文くん、じゃない主人様の事!」

@@

結局その後二人で主人様の所に行ったのだ。
まあ、常々想像してたように主人様にリードしてもらうような感じじゃなかったけれど。
いや、寧ろ襲い掛かるようにという感じだったけれど。うう。
まあ、それはそれで素敵な思い出となった。うん。
主人様だって、私と秋乃なら、初めての相手としては文句無い、筈だ。きっと。
うん。

結果的には。


@@

そして今に至る訳だ。


秋乃と奪い合うようにして主人様のかちかちになったあそこを舐める。
ご主人様が、顔を紅くしながら、でもなんとなく嬉しそうにしている。

秋乃が根元を粘っこく舐めているうちに私が上から咥えてちゅうっと吸い込む。
あ、こらっと秋乃が言う。

ちょっとだけ、口を離して、私の大好きな主人様に向かって言う。

「私の口の中に出してくれたら、すっごい事してあげるから。」

まあ、いやらしい自分の事は、案外、嫌いではなかったりする。
こうやって主人様と秋乃とふざけ合ったりして、そんなに悪くは、ない、かも、しれない。
いやらしいかな。うん。でも。

主人様は私と秋乃にメロメロのように、見える。
その、自意識過剰でなければいいのだけれど、それは多分、私が6歳、秋乃が9歳の頃からずっと。
照れ屋な主人様だけれど、少なくとも私達をとても大事にしてくれている。
そんな事位は判る。

ただ、一時期、主人様がそういう事に恥ずかしがった時期があって、
それに私達が不安になって、そして自分の気持ちに気が付いた、
とそういう事なだけだ。あれはきっと。

そして大事に思っているって事は勿論私達もそうで、
だからこそこういう一つ一つが私達にとってとても楽しくて、大事な事で、
秋乃のいう、片付けなきゃいけない何かを片付けているように思えて、
下らない悩み事を片付けていっているように思えて、
いつものメイドの仕事が片付いていくあの快感と同じ感覚を、
幸せなあの感覚を、
私に与えてくれているのだ。





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by obtaining | 2009-10-05 17:20 | document

Truc Aiの続き その1

「痛くなかった?」
後ろから伸びて来た手が私のお尻を撫でる。

ええと、と言いよどむ。
痛いのは痛いんだけど。ううん。そう言うと傷つくかなあ。
痛くなかった?という聞き方は的外れですよ。
と思いつつ上手く返答が思いつかなくて、ぽんと頭に浮かんだ言葉を口に出す。

「えぇっと、素敵、だったよ。」

今度は向こうがええと、と言いよどんでいる。
ふふふ。勝った。と思う。
と、その瞬間、横合いから声が掛かる。

「痛いのが良いんじゃないですか。もっと痛くしても良い位です。
主人様はお仕置きの時に気を使われすぎるのが良くない所です。
もっとこう、びしっと。ばしっと。無慈悲に。です。」

私のお尻に置かれていた手が離れる。
私の後ろでちゅっと何かが吸われる粘着質な音が響く。

あ、こら。秋乃め。良い雰囲気だったのに。


振り返ると上半身だけメイド服を脱いで裸になった秋乃が、主人様の胸元に舌を這わせている。

「もう。」
と言うと、こっちを見て悪戯っぽく笑いかけて来る。
秋乃はスレンダーな身体を主人様に絡みつけるようにしながら真っ白で形が良い胸を主人様のお腹に押し付けた格好で、
主人様の胸元から首筋に掛けて丹念に舌を這わせている。
「もう。今年は私の番なのに。」
もう一度言うと、今度は主人様が笑った。
私より一つ年上の主人様だ。

もう一度真っ赤に腫れ上がったお尻を撫でて欲しくて、
スカートだけを脱いで上はメイド服、下半身は裸という格好の私は膝立ちの格好でゆっくりと主人様の方へ向かう。

キスしようか、それとも秋乃と一緒になって体中嘗め回してあげようか。
と迷う。

@@

いや実際問題のところ、自分で言うのもなんだけれども。
本来私はこんなにいやらしい女の子ではない。
自意識過剰と言われるかもしれないが、どちらかというと本来はお堅いタイプだ。
女学生時代を振り返れば振るようなと言っても過言ではない回数申し込まれているデートのお誘いを片っ端から断ったのは、
メイドの仕事があったから時間が取れなかったというのが主な理由の一つではあるけれど、正直言って男が怖かったというのが大きい。

越智家のような所でメイドをしていると普段主人様以外の男性と触れ合うことなど物理的に無いし、主人様は主人様で元々男という対象ではなかった。
子供の頃からの付き合いでもあり、主人様の事は年上だけれどどちらかと言うと可愛い弟のように思っていたからだ。
つまり男というものに触れ合う機会が無いのだから、無論あまり話した事もなく、したがってデートに誘われてもどうして良いのか判らないという次第だ。

挙句の果て越智家にはそれこそ学生時代には私などよりよっぽどもてた秋乃(大学出たての新人教師にプロポーズまでされたという伝説が残っている)がいて、
そのくせこれまたその全てを袖にしてきたというので参考にはならないし、
なによりも和子さんが目を光らせているから下手に誘いに乗ったりして後でばれるとこれまた怖い。

そんな無理な事や、怖い事をするくらいなら、貞操を守った方がよっぽどマシだろう。
というやや消極的かもしれないけれど近年の女学生にしては真面目な理由で正しく生きてきたつもりだ。
それにどちらかと言うとそういう事に悩むよりも運動をしている方が好きだった事でもあるし。
つまりそういう訳で当時、二年位前までは私は男性の性欲に関して基本的な知識は殆ど無かった

だからこんな事になったのはひとえに秋乃の所為だ。と、私はそう思う。
うん。きっとそうだ。あとご主人様の所為だ。きっと。

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きっかけはこんな感じだった。
2年前、私が16歳の時だ。
つまり主人様は17歳で、秋乃は19歳で学校を卒業したばかりだった。

とある晴れた秋の日で、越智家の広い庭にある楓の木と銀杏の木が綺麗に紅葉に染まっていた。
私はいつものように学友達とソフトボールをしてから家に帰り、屋敷の皆にただいま。と挨拶をした。

ここで通常であれば学校から帰ったらメイドの仕事が始まるわけだ。

しかしその日は暇だった。

何故かというと他でもない。
主人様付きのメイドである私や秋乃の仕事は主に主人様の側にいるという事が多い。
子供の頃はひがな一日一緒に遊んだり勉強をしたものだが、長じて主人様が思春期を迎えるという時期になってから後は、
中々ずっと一緒にいるという訳にはいかなくなって来たのだ。
主人様が家督を継がれ、仕事をされるようになればまた話は別になるのだが、
その頃は主人様も学生で、更に言えば1人の時間を好んでいるようだった。
と云う事で、その頃の私や秋乃の主人様に関する仕事といえば食事のお相手やお風呂のお手伝いなんかに限定されていて、
それ以外の時間は主に他のメイドと一緒になって掃除や、細々とした仕事なんかをしていたのだ。

しかしながらそれぞれの仕事にはそれぞれの担当者がいる訳で、その人たちの仕事を全部取るわけにもゆかず。
その頃私や秋乃はそれなりに暇を持て余し、
それこそ普通の女学生のように自分の部屋で本を読んでいるなんて事も多かった。

その日もそんな具合でメイド服に着替えたは良いもののどこに行っても手伝えるような仕事はなく、
部屋に戻って学校の勉強でもしようかしら。と自分の部屋に戻りながらぼんやりと考えていたのだ。

私の部屋と秋乃の部屋は仕事の都合上、他のメイド達の部屋とは棟ごと離れている。
つまり、主人様つきなので主人様の近くにいる必要があり、
この為に私と秋乃の部屋は主人様の部屋の真向かいにある部屋を使わせてもらっている。
部屋の前に来た所、主人様の部屋からは明かりが漏れており、部屋にいらっしゃるのだな。とぼう、と考えた。

通常、主人様に「ただいま。向かいにいるから何かあったら呼んでね。」と挨拶をする所で、
(まあ無論こんな言い方は秋乃以外のメイドがいない時に限られるけれども。)
その日もそうしようと思ってドアをノックしようとした所できゅい、と私は誰かに襟首を掴まれたのだ。

@@

びっくりして振り向くとそこにはなんだかやたらと真剣な顔をした秋乃がいた。
秋乃はすらりと背が高いから、こちらが見上げる形となる。
秋乃は一房だけ綺麗に三つ編みにした髪を弄りながらなんだか難しい顔をしていた。
そして、なんだか奇妙な格好をしていた。
奇妙な格好をしていたというよりも、目がなんだか違和感を訴えてくるような、そんな感じだった。
いつものメイド服を着ているように見えるのだけれど、ぱっと見たところ何か違和感がある。

はて、と思った瞬間、その違和感の元に気が付いて、私は声を潜めながら叫んだ。

「ちょっと!それ、私の予備のメイド服じゃない!」
しいっと秋乃が唇に指をあてる。
こっちはそれどころではない。良く見てみれば秋乃は目も当てられないような姿なのだ。
私より背の高い秋乃が私の体型に丁度合わせたメイド服を着るとどうなるか。
スカートは太腿の真ん中位までしかない。
ミニスカートとも言えない長さで立っていれば問題ないだろうが、
そもそもふわりと浮くように作られたスカートだ。
この長さでは座れば思いきり下着が見えてしまうだろう。
上半身は更に酷い。
かなり悔しい事だが、私と秋乃では背だけでなく、胸の大きさにもやや微妙に差がある。
16歳のその頃は私だってもう少しすれば良い感じに育つ筈と思っていたが、
それから2年経ってもその差は縮まっていないどころかやや開いてすらいる。
まあいい。
兎に角、その時秋乃は胸の第3ボタンまで開いて、胸の谷間が丸見えの格好だったのだ。
どう考えてもサイズの合っていないメイド服姿。丈が短い所為で両脇からはお腹も見えそうになっている。
つまりどう見ても痴女だ。
秋乃はどちらかというと着物が似合うような涼やかな顔立ちな物だから余計にアンバランスに見える。


「どうしたの?秋乃、気でも違ったの?」

そう聞くと、秋乃は怖いような、なんだか泣きそうな顔をしながら私に向かってこう言った。
「ちょっと良い?私の部屋に来て欲しいの。」
と。

@@

秋乃は私を部屋に連れ込み、自分はさっさとベッドの上に座り込むと両手で顔を覆った。そして思い切り溜息まで吐いた。

「なんなのよ。ていうか、服返してよ。伸びるじゃない。」
主に胸の部分が延びそうで、スカートのウエストはあまり伸びなさそうな所がやたらと腹立たしい、などと考えながら言うと、
秋乃は私の言葉には答えず、顔を上げながら絶望的な声を出した。

「鈴子、これから私、大事な事聞くよ。良い?正直に答えてね。」
「な、なに?ていうかまずその格好の説明をしてよ。」
あまりにも真に迫った物言いなので、一瞬詰まりながら私は答えた。

「いいから、こっちの方が先。鈴子、あなた、主人様に身体を触られたこと、ある?」
「・・・」
秋乃の言った事があまりに予想外で私は一瞬固まった。
主人様が、あの主人様が身体を触る?
そりゃ、昔から、その、普通に触れ合ったりする事はあるし、どちらかというと距離感は近いし、
子供の頃は結構べたべたと抱っこしたりした気がするけれどつまり、秋乃の言っている事はそう言うことじゃないだろう。
つまり、そういう意味で、触るって事だ。
ええと、ある意図を持って、こう、触ったりするってことでしょう?
「あ、あ、ある訳無いでしょう!そんな事!」
と、私は叫んだ。

「しっ!静かに!」

「静かにするわけ無いでしょう!主人様がそんな事する訳無いじゃない!何馬鹿なこと言ってるのよ!」
そう思いきり怒鳴ったのだけれど、秋乃ははあ、と肩を落としてくしゃくしゃと頭を掻いた。

「そう…若しかしたら胸の小さい子供みたいなのが好みなのかも、と思ったのだけれど。それも違うみたいね。」
「・・・良く判らないけど、私に喧嘩売ってる事だけは良く判った。いいわよ買うよ私。」
腕を捲り上げる。

「それ所じゃないわよ。ああ・・・もう・・・どうしたら。」
悲嘆にくれたように首を振る。

「何?何なの?」
さっぱりと要領を得ないまま、問い詰めるようにそう言うと、秋乃はこう言った。
「ああ・・・駄目だぁ…もしかしたら、主人様、男色だったりするのかしら。だったらもうお手上げ。」
そう言ってがっくりと肩を落とす。

「はあ?何言ってるの?」
と私は答えるしかなかった。



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by obtaining | 2009-10-05 17:17 | document