<   2008年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧

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スピンオフ更新


http://uni.lolipop.jp/Tsurugi_Frame.html

さて剣スピンオフです。

Yukiさんのカインドブルーの魔法石
男爵平野さんの螺旋の道筋

をそれぞれ1、2話をUP。
想像以上にテンション高い状況に。
というかYukiさんも男爵さんも独自色出してて面白いです。

感想等は是非下記コメント欄やWEB拍手、HP等へどうぞ。



-*-*-*-*
Documentに35人目 2話、3話更新
Documentに習作、習作 黄昏閑話更新
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by obtaining | 2008-11-24 17:46 | diary

[剣]スピンオフ企画について

こんちあ。

現在、友達の皆様と一緒に剣スピンオフ企画を行っております。

http://uni.lolipop.jp/Tsurugi_Frame.html

-*-*-*
参加者
Yukiさん
DIGITAL@UG
男爵平野さん
書き物置
喜屋武さん
CoolHead WarmHeart
-*-*-*

剣の世界観で好きに書いてみよう。という企画です。
3人で始めたのですが、ルールも定まってきたのでもしやりたい。という書き手さん、絵描きさんがいたら是非ご参加下さい。


参加ルール等は以下です。

-*-*-*
今回のテーマは
「一生懸命書いて人に評価を委ねる時のあの吐き気をもう一度」
です。

皆様素人書き手として叩かれ罵られやっているとは思いますが
やっぱりマゾとしては一生懸命書いた後、
それに評価のつくまでのあの期間が 一番高揚感と吐き気が混ざる至高の瞬間だと思います。

それを思い出しましょう。

上記が達成出来れば勝ちです。 題材は、とりあえず私の書いた剣とします。

以下の縛りを設けますので。
条件に合う話を書いて投稿して下さい。

・50kb以上(100kb程度を目処にそれ以上~)
  ある程度の分量でテーマを持って1話として成り立つ物語を書いて下さい。
  本気出しましょう。

・主人公(語り手)にはオリジナルキャラクターを使用する事。
  他の人の描いたキャラクターを使う事は問題ありませんが、
  主人公格、もしくはヒロイン格は自分のキャラクターを使用して下さい。
  (例:サクヤとMut一行のその後を書く場合、Mut一行にその後付随する少年の視点から描く等)
  無論、全員オリジナルキャラクターでもOKです。
  私もそうします。1次SS書きの根性、見せましょう。

・一つの世界を共有するスピンオフ物です。
 上記のように自分の描いたキャラクターが後に他の人に使われる事、
 そして使われる際はどのように使われる事も了承してください。
 又、使う人も遠慮なく使ってください。
 人のキャラに○○したら悪いかしら…等の遠慮は必要ありませんし、
 こう使われたから気に入らないというのも無しで。
 (無論、大人なので良識は含む)

・世界観は剣を使いますが、中世風RPG的世界観以外は剣に書かれている以外の設定は存在しません。
 (剣ではキャラクターの名前はドイツ風+日本風ですが、ジェニーとか出てきても別に問題なし)
 剣に引きずられる事はありません。
 拳銃でもスカートでも和服でも何でもありです。
 自分が面白いと思えばハイセンスギャグ満載の小話でもかまいません。
 ただし剣だけではあまりにも放りっぱなしなので参加者の方には
 大まかに私の次の話の粗筋を知らせますので、
 その設定は準拠してもらっても構いません。(しなくてもいいです)
 
 又、前提として、他の人との矛盾は気にせずに自分の世界観で物事を決めて下さい。
 (それぞれの物語内での矛盾は気にする必要はあるでしょうが)
 物語内でこの世界ではこうである。とか設定を決めてもらって構いません。
 (その設定は違う話で大無視したり準拠されたりすればよいと思っています。)

・期間は特に設けません。話数も設けません。
 個人的には今後、この手のエロあり、エロ無しの
 中世RPG世界観的話を書くための訓練場と思っています。
 1話だけでなく、気晴らしに何話も書けるような場所になればいいなと思っています。
 内容に縛りもありません。エロありでもエロなしでも、
 酒場での馬鹿話だけでも男しか出なくてもダークでも明るくても
 ホモでもレズでも寝取られでも純愛でも何でも、自分が面白いと思えばOKです。

・書かれたものは以下の剣スピンオフ用HPに載せます。
 http://uni.lolipop.jp/Tsurugi_Frame.html
 剣も何なので後でタイトルは変えます。

 ちなみに今回書かれるもののそれ以外の場所への投稿、格納はご自由にしてください。
 例えばエロパロ板に落としてからこちらに投稿でも良いですし、
 自分のHPに載せてからこちらでもこちらに格納した後にどこかに発表でも何でも構いません。
 又、上記ページは私が管理、更新しますが各HPのコンテンツとして公開していただいても
 どのように扱っていただいても構いません。各自の判断で。
 (今Homeリンクで私のブログに飛びますが消します。又、TOPのコピーライトも参加者全員のにします。)


新規参加者の方へ。
・上記で問題なければSS書きの方はとりあえず参加志望でもされた後、
粗筋を書いて 私のメール(uni@ci.lolipop.jp)かMIXIの方に提出下さい。
若しくはいきなり粗筋書いてください。
粗筋の書き方わかんね。とか参考にしたい場合は参加者の粗筋見せるのでその旨言って下さい。
又縛りが欲しい人は私がネタを出します。

絵描きの方は該当ページの話に対し、何か描いて頂ければTOPページに載せさせて頂きます。(というか載せさせてください。)

・連絡は参加者全員CCのメールで行います。
 メールアドレス、URL(持ってれば)を教えてください。

・参加者は基本、皆様友達として扱われます。
馴れ合いですよ。馴れ合い。



・それなりに読んでるはずなのに感想が殆ど来ないのがこの世界。
 読んだ人の感想のフィードバック方法についてどうしようかなと思っています。
 (掲示板、皆でログインできるWEB拍手等)
 ご意見あれば。

・ま、お遊びだと思って気楽にどうぞ。
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by obtaining | 2008-11-18 19:09 | diary

とあるところで書いた習作5 黄昏閑話2

@@

そんな事を話しているうちに、夕暮れは徐々に日を落としてきていた。
すっと、机の上に影が差し込む。

「チーズバーガー。食べ終わっちゃった。」
もう、帰ろうか。ジェシーさんにそう言おうと思って、
でも直接そう言うのもなんだからと思って日ノ本がそう言うと、
ジェシーさんは
「日ノ本は本っ当によく食べるね。」とちょっと笑って自分のテリヤキバーガーを僕に差し出してきた。

「食べていいの?大分残ってるよ。」
「だから渡したんでしょ。全部食べていいから。」

「ありがとう。ジェシーさん。」
テリヤキバーガーはマジで美味しい。
ジェシーが齧った所を直接齧るのはちょっと恥ずかしくて、だから日ノ本はその周りから齧った。

「テリヤキバーガー、日ノ本が考えたんだっけ。」
「うん。醤油と日本酒と砂糖を等分で混ぜた奴塗るとお魚とか美味しいから、ハンバーガーならどうかなって思って。」

日ノ本がむしゃむしゃとテリヤキバーガーを齧りながらそう答えると、ジェシーは俯いた。

「日ノ本は、凄いな。」
「・・・?どうして?」

今日のジェシーさんは、本当に元気が無い。
日ノ本は思わず食べる手を止めた。

「私は、失敗してばかりだから。」
ジェシーの声は、震えていた。

「え、え、そんな事無いよ。僕ジェシーさんから色々教わったじゃない。ジェシーさんは、すごいよ。」
日ノ本はジェシーの震えた声の訳がわからなくて、混乱しながら言った。

「喧嘩も強いし、リーダーシップもあるし。凄いよ、ジェシーさんは。」

俯いたまま、ジェシーはぐすっと鼻を鳴らした。
「車だって、ヒトラーは丈夫に、君は小さくした。
このテリヤキバーガーはとっても美味しい。
君は張やKOSPIや全からどんなに言葉で虐められてもニコニコ笑っている。
それなのに、それなのに私はちょっと気に入らないからって、
紙飛行機をぶつけられたからってクラスで大暴れして。」

「そ、そんなことないよ。布施君のは、その、ちょっとあれだったけど
でもジェシーさんが怒るのも、無理ないよ。」

「それだけじゃない。皆が風邪を引かないようにって、
皆があったかいといいなって思って
良かれと思ってやった事によって今度は酷い風邪を引いて、皆にうつすし。」

「・・・ジェシーさんは悪気があったんじゃないじゃないか。
皆はジェシーさんを責めるけど、僕はそうは思わないよ。
ジェシーさんは一生懸命頑張ってるじゃないか。
僕だって手伝うからさ。元気だそうよ。」

僕がそう言うと、ジェシーさんはぐすっと鼻を鳴らしてから小さな声で、
ありがとう。
と、そう言ってくれた。

でもジェシーさんは顔を上げてはくれなかった。
僕なんかじゃ。僕なんかじゃやっぱりジェシーさんの支えにはなれないのかもしれない。

僕が、弱いから?
僕がアッパーカットを練習して、ジェシーさんを守ってあげれば、
ジェシーさんは笑ってくれる?

でも多分、唯我独尊なジェシーさんの性格と、
それから調子に乗りやすい僕の性格を考えると
僕が守るなんて言ったら今度こそ洒落にならないガチンコの殴り合いになるような気もするし・・・

日ノ本は困り果ててうろうろとジェシーの周りを廻った。
日ノ本が宥めてもすかしてもジェシーは笑ってくれなくて。
その時、
どうしようもなくて途方に暮れていた日ノ本の肩に、ぽんと手が置かれた。

@@

「あら、二人とも何してるの?」
「あ、エリザベスさん。」

僕の言葉にジェシーさんがむくり、と顔を上げた。
「こんにちは。ジェシー。」
「・・・エリザベス。」

日ノ本はほっと胸を撫で下ろした。
何といってもエリザベスさんはクラスのお姉さん役だ。
日ノ本は知っていた。
ジェシーさんは実はエリザベスさんの事が大好きなんだっていう事を。

ジェシーさんがいつも身に付けている時計のデザインは、
エリザベスさんのものとよく似ていたからだ。
日ノ本の時計はシンプルな白地に赤丸がぽちっとついたデザインで、
これはこれで渋いと思うのだけれど、
エリザベスさんやジェシーさんのは赤とか青とかが直線に交差していたり、
ジェシーさんのはそれに加えて沢山の星マークがあったりなんかして超カッコいい。

ジェシーさんは、私のやっつけた悪者の数だけあるのよ。なんてうそぶいているけれど、
僕は嘘だと知っている。
ジェシーさんの、親戚を含めた家族の数だけある、星だ。

二人で良く喋っているのを見ることもあるし。
きっとエリザベスさんならジェシーさんを元気付けてあげられるかも。
そう思った日ノ本を察したのだろうか。
エリザベスは右目で日ノ本にウインクをすると、ジェシーの向かいに座った。

「ねえ、聞いてよジェシー。」
「何よ。エリザベス、今、私気分が良くな」
「ジャンヌさんがね、私の料理がまずいって、そんな事言うのよ。酷くない?
料理なら私が一番ね。なんてそんな事言うの。」

「・・・。それは生意気ね。」
「しかもね、ヒトラー君やナポリさんまで、私の料理がまずいなんて、そんなこと言うの。
しかもね、通りがかった張さんなんて、あんたの料理は2度と食べたくない。
なんて言い捨てていったの。
そんな事を言うなんて酷いと思わない?ね、日ノ本君も。」

「・・・そ、そうだね。」
日ノ本は引きつった笑みを浮かべながら頷いた。
かなりデリケートな話題だったからだ。

エリザベスさんはお嬢様だし、クラスでもトップクラスの美人だし、物腰も柔らかくて歌も絵も上手、
運動だって得意な、言ってみればパーフェクトな人なのだけれど一つだけ苦手なものがあった。

それが料理だ。
何でも油に放り込んで揚げてから食べようとするし、しかもその油で揚げるのを何度も繰り返す。
ギトギトになったそれを、あぐあぐととても美味しそうに食べる。
そしてにっこり笑ってこちらに勧めてくる。
本人至って自分は料理上手だと思っている所がたちが悪い。

繊細な料理をいとも簡単にさらっと作るジャンヌさんや
オリーブオイルを活用して物凄い美味しいパスタをいっぱい振舞ってくれるナポリさん、
それに味付け豪快、油たっぷり、でも喉越し柔らか胃にも優しい、
そんな料理を作る張さんなんかが苦言を呈したくなるのもよく判る。

正直な所日ノ本はジャンヌさんやナポリさん、張さんの言う事も最もだと思う。

だけどエリザベスを傷つけたくないし、それに、今はジェシーさんに元気になってもらいたい。
そう思って日ノ本はエリザベスに向かってゆっくりと頷いた。

そう答えた日ノ本に、ジェシーが微妙な視線を送ってくる。

「でね、でね。しかもジャンヌさんったらジェシーの事も言ったのよ。
あの子はハンバーガーとポテトで満足なんじゃない?なんて。
さも馬鹿にした口調で。」

「・・・調子に乗ってるわね。大体あいつ、さりげなく私の2番手、
いえ寧ろ1番手みたいな態度が鼻に付くのよね。
芸術家気取ってるし。」

「でね。今度の体育祭、私が実行委員じゃない。
絶対張さんやジャンヌさんを見返してあげたいの。
ジェシーもいい案無い?」

「そうね、作戦会議を開きましょう。」

ジェシーさんはいつの間にか顔を上げていた。肘を突いて、エリザベスさんと顔をつき合わせている。
そうやって喧々諤々と話し始めた二人を見て、日ノ本はじゃあ、僕は帰るよ。とそう言った。

ジェシーは日ノ本の方をちらりと見ると、恥ずかしそうに顔を反らせて、
それからバイバイ。とそう言って日ノ本に手を振った。

エリザベスはこっそりと日ノ本の耳元に口を寄せて、まかせといて。とそう日ノ本に耳打ちした。

@@

黄昏ももう終わって、本格的に暗闇が地面を覆っていた。
転ばないように気をつけながら、日ノ本はゆっくりと土手を寮に向かって歩いた。

今日は何だか楽しかった。
ジェシーさんのテリヤキバーガーも食べれたし・・。
勿論、ジェシーさんは悩んでいたんだし、
楽しかったなんていったらジェシーさんに悪いけれど。

でも。
日ノ本はジェシーの言葉を思い出して、1人で少し笑った。

ジェシーさんは唯我独尊な感じに見られるけれど、でも悩む事だってあるんだ。
それに、ジェシーさんは僕の事も褒めてくれた。

土手から、日ノ本の住む寮の明かりが見えた。
ジェシーの事が、少しだけ判った気がして。

日ノ本はいつもよりほんの少しだけ明るく見える寮に向かって、ゆっくりと歩いていった。




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by obtaining | 2008-11-15 15:02 | document

とあるところで書いた習作4 黄昏閑話1


「おいしいね。スターバックス。僕、ホットのキャラメルマキアート大好きなんだ。」
「・・・」
「このチーズバーガーもまた美味しいよね。ピクルスが効いてて。ね。ジェシーさん。」

「・・・あんた本っ当に、うちのもの好きよね。」
ジェシーが呆れたように日ノ本に視線をやる。
日ノ本は左手にスターバックスのコーヒー、右手にマクドナルドのハンバーガーを抱えている。

「私が言う事でもないけど寿司とか食べないの?」
「お寿司高いし。ハンバーガー安くて美味しいし。」

「・・・そ。まあ、いいけど。」

露出度の高いタンクトップとジーンズという格好のジェシーはふう、
と溜息を吐いてスターバックスのコーヒーを啜った。

その物憂げなジェシーの様子を日ノ本はじっと見つめた。

ジェシーさんはやっぱり格好が良い。
普通の女の子がしていたらちょっと派手すぎなように感じる赤色のタンクトップも、
太腿の所が破れているジーンズもスタイルの良いジェシーさんならばっちりと映える。

ハンバーグも美味しいし、スターバックスのコーヒーは絶品。

その上、そばかすが少し気になるとか言うけれど、顔立ちだって可愛らしいし、
喧嘩だってジェシーさん、張さん、アナスタシアさんの3人で張り合っていて
多分、クラスで1番目か2番目位には強い。

ちょっと我侭で、唯我独尊のきらいはあるけれど。
やっぱりジェシーさんは凄いなあ。と改めて日ノ本は思った。

それにしても今日はちょっとジェシーさんは物憂げだ。
学校帰りに折角二人で外食に寄ったと言うのに、はあ。と溜息ばかりついている。

「どうしたの?ジェシーさん。」
日ノ本は心配になってそう言った。

「・・・」
「悩みがあるなら、何だって言ってよ。」

「・・・そうね。」
ジェシーはくるりとストローを回すとずずずとコーヒーを啜り、
体勢を整えて日ノ本に向き直った。

「実は執事の事なんだけれど。」
「うん。」

「今度変えようと思ってるのね。執事。」
「え、そうなの?あ、そうなんだ。ちょっとびっくり。皆に言わなきゃ。きっとびっくりするよ。」
「ああ、そうよね。あなたの所の前の執事とうちの執事仲良かったものね。で。それで悩んでるの。」

ジェシーが心底弱った。という感じなので日ノ本はおかしくなった。
あんまりそうやってジェシーが悩む所を見たことが無かったからだ。

「そ、そんなの悩む事なんか無いよ!誰だって大丈夫だよ!きっと頑張ってくれるよ。」
ジェシーは能天気にそんな事を言う日ノ本に溜息を吐いた。
「はあ・・・あのね。あんたん所とは違うのよ。」

「あんたの所って、基本一年交代位で変わるじゃない。」
「別に変えようと思ってる訳じゃないんだけど・・・」
「うちはね、一回なったら長いの。基本4年だけど大体8年はいるわね。
しかも基本、家の事は殆ど執事にまかせっきりにするから影響力も高いわけ。」

「へえ。うちの家は皆で話し合うよ。だから誰がなっても大丈夫なんだ。」

そういえば、と日ノ本は思った。
ジェシーさんが布施君を思いっきりぶん殴ったのって、
執事さんから布施君が消しゴム爆弾を一杯作ってるって言われたからだっけ・・・

でも、ジェシーさんの家は、賢い人とかも沢山いるし、心配する事無いんじゃないのかな。
日ノ本はそう思ってジェシーに言った。
「ジェシーさんのところなら誰がなっても大丈夫だよ。」

日ノ本の言葉にがっくりとジェシーは肩を落とした。
「そこが悩みどころなのよ。」
「どんな所?」

日ノ本がジェシーの悩み事を聞けるなんて事はそんなにあることではない。
だから日ノ本はちょっと楽しくて、ジェシーの言葉に耳を傾けた。

「あのね、今の執事って正直、かなり馬鹿でしょう。かなり。」
「え?」
「あーあー。いいの。判ってるから。プレッチェル大好きだからって、
 私にやたらと食べさせて私の喉詰まらせて殺そうとするし。
 私もいる公の場で力いっぱい進化論否定したりするし。」
「え、え、え、でも。」
「プレッチェルの時なんかは死ぬかと思ったわよ。
 ・・・まあ、一部人当たりはよかったけどね。信心深いし。
 まあ、基本いなかのとっちゃんだから付き合いやすいし。
 いい奴はいい奴。喧嘩っ早いけど。」
「う、うん。」

「だから。今度は賢い奴にしようかなと思ってるわけ。」
「うん。」

「で、今いる候補が黒人の若手と、経験豊かな爺さんって訳。あんたも知ってるでしょうよ。」
「ああ、小浜さんとマツケンさん。」
「そうそう。」
「なあんだ。どっちも凄く賢そうな人じゃない。いいなあ。贅沢な悩みだよ。
 で、ジェシーさんはどっちにしようと思ってるの?」

日ノ本はジェシーの家にはよく遊びに行くから二人の事も知っている。
キリリとした精悍な小浜さんと、百戦錬磨の力持ちという感じのマツケンさん。
どちらもいかにも仕事できそう。な感じだ。

「うーん。今のところ小浜かなって。マツケンは今の執事とそう変わんないしね。
気分変えたいってのもあるから。」
「へえ。凄いなあ。小浜さん。」
小浜さんかあ。きっと凄く頑張ってくれるよ。
そう、日ノ本は言った。

「そううまくいけばいいんだけど。」
それなのにジェシーは浮かない顔を浮かべている。
それが日ノ本には解せなかった。若くて精悍なやり手と百戦錬磨の老将。
どっちになったって、凄く楽しみじゃないか。

「何が心配なの?」
日ノ本の言葉にジェシーははあ。と溜息を吐いた。

「なーんかやな予感がしてるのよ。どっちになっても途中で死ぬんじゃないかって。
すると、代わりの2番手のこと考えなきゃいけないでしょ。
小浜の2番手はまあ普通だけどいかんせん地味。マツケンの2番手は知恵が足らない。
なーんで初手から2番目の事考えなきゃいけないのよって話なわけ。」

「え?え?えーと。マツケンさんの場合はお年だし、判るけど、
 小浜さんは若いし、なんでそんな事を心配するの?」

ジェシーの言葉に日ノ本が驚きながら口を開くと、
ジェシーはじろりと日ノ本を睨んだ。

「暗殺から身を守るのって大変だから。」

その瞬間、
えええ、暗殺!?と驚いた日ノ本の肩にぽんと手が置かれた。


@@
「よう、日ノ本。」
「わ!」

「あら、ヒトラー君。こんにちは。」
「おす。」
「あ、ひ、ヒトラー君か。びっくりした・・・。」

「何の話してんの?」
「あ、あのね。」
「何でもいいでしょ。あんたには関係ないし。」

「あっそ。」
一度肩をすくめた後、ヒトラーはそういえば、と言って日ノ本に顔を向けた。
ぐっと手を握って日ノ本に向かって突き出してくる。

「よ。日ノ本。今度の工作の時間は負けないからな。」
「え、えへへ。僕も負けないよ。」
日ノ本も拳を作って、ごつん。と手を合わせる。

「はあ。あんたら、本当に工作の授業、好きね。」
いつも工作の時間になると張り合うように争う二人にジェシーは呆れたようにそう言った。

「お前はなんでもでかく作りすぎなんだよ。物ってのは丈夫に作らないとな。」
「うんうん。ち、小さく作るのも大事だよ。」
「うっさいわね。ちまちましたの嫌いなのよ。でっかくどーんが基本でしょうが。」

顔を赤くしたジェシーにヒトラーが笑う。
日ノ本は二人のやり取りをにこにこと眺めながら
そういえば、この前具合が悪くなったドナウ君も工作の授業好きだったなあ。
などと思い出す。

「ははは、ま、ジェシーらしいけどな。ま、俺の用事はそれだけだ。行くぜ。」

そう言うとヒトラーは日ノ本の肩をぽん。と叩いてからきゅっと帽子を被り直した。
ヒトラー君は独特のセンスがあって、結構カッコいいなあ。と日ノ本は思う。

「うん。じゃあね。ヒトラー君。」
日ノ本がそう言うと、ヒトラーはぴしり、と敬礼して片手を高く掲げた。

「ハイル・ヒトラー!!」
「あはははは。は、はいる、ヒトラー!」
冗談交じりのヒトラーのそのポーズに日ノ本も同じように返す。

「・・・」

「おーう。じゃーなー。今度はナポリ抜きでやろーなー。」
「あはははは。ばいばい。」

「・・・何今の。」
ヒトラーが去った後、唖然とした顔のジェシーが日ノ本に向かって呟く。
「え?」

「はいる、なんとかって。」
「え?えーと、なんだろう。僕とヒトラー君の間の挨拶って言うか。
なんかそういう遊びって言うか。」

「あのね。やめといた方がいいよ。ジャンヌとかすっごいそういうのに敏感だから。」
「え、そうなの?」
「その知らないでやると大怪我するわよ。」
「知らなかった・・・あ、だ、だからかな。
この前ね、かっこいいかなと思ってお寺のマークを鞄につけたんだけど、
ジャンヌさんにすっごい睨まれた。」

「あー。だめよ。そんなことしちゃ。まあ、トラウマ刺激するみたいだし、その手の事はやめておいた方がいいわね。」

うんうん。と頷いた後、ジェシーはそうだ。と日ノ本に顔を向けた。
「あとあれ何。ナポリ抜きでって。」

「え。」
ジェシーの言葉に日ノ本は暫し戸惑った。
少しデリケートな話題だったからだ。


@@

日ノ本は昔、引き篭もりだった。
家にある漫画やお菓子が大好きで、外に出かけようとは思わなかったし、
趣味は手元にある材料から自分で色々工夫して作る事だったから外に出る意味もあまり感じていなかった。
家の中でちまちまと色々なものを作って、必要な者はAMAZONで頼んで取り寄せて
日がな一日遊んでいた。

そんな彼が学校に来るようになったのはエリザベスとジェシーのお陰だった。
彼女達は日ノ本の事を心配して、というか遊びたくてというか、
何回も日ノ本の家に来ては、日ノ本を誘い、日ノ本を外へと連れ出したのだ。

その時は随分迷惑だと思ったものだけれど、今では日ノ本もその事について二人に感謝している。

特にエリザベスさんだ。と日ノ本は思う。
ジェシーさんはまあ、昔から唯我独尊でこんな感じだったから僕も慣れるまでに随分違ったけれど
エリザベスさんは違った。
とっても優しくて、色々教えてくれて。
見た目は物腰が柔らかくて、箱入りお嬢さん。といった風情。
金髪に美しい青い瞳。小首を傾げる可愛らしい仕草。
白いブラウスが似合う、絵に描いたようなお嬢様。
にっこりと笑うと花が咲いたようで、とても美人だ。
クラスでもお姉さんといった感じで慕われていて、
あの時も僕の面倒も何くれとなく見てくれて。
僕とエリザベスさんはすぐに仲良しになった。
学校帰りには一緒にご飯を食べて、色々相談に乗ってもらったり、
休みの日にも一緒に図書館に行ったり・・・


でも、その頃の僕は・・・。
その頃の事を思い出すと日ノ本は顔が赤くなってしまう。
引き篭りから脱した僕は、いや、僕だけじゃない。
周りの皆も急にそうなった僕をどう扱っていいか判らなかったんだと思うけれど
僕も周囲とどう付き合っていったらいいのか判らなかった。


尊大に振舞ってみたり、逆に卑屈になってみたり。
その頃お家の事情が大変だったアナスタシアさんと大喧嘩をしたり、
なんか変なにおいのする煙草にはまっていた張さんともエリザベスさんと一緒に随分派手な喧嘩をした。
同じく引き篭もっていたKOSPIさんとも、上手く付き合えてたんだろうか。
僕なりにやってはいたのだけれど、今になってもKOSPIさんにはよく怒られるからやっぱり駄目だったのかもしれない。

その挙句僕はエリザベスさんを裏切って、エリザベスさんと仲の悪かったヒトラー君、
ナポリさんやそれ以外のドナウ君やルーマさん達何人かと一緒になってジェシーさんと喧嘩になった。

そしてクラスでも伝説に残る位派手な大喧嘩をした挙句、僕は負けた。


最終的にジェシーさんに派手なアッパーカットを2発喰らい、
(あんまり痛かったからその後僕はアッパーカットは封印した。
あれはとても痛いから皆も封印するべきだと思うのだけれど
その後皆してぶんぶんアッパーカットの練習してたりして超怖い。)
最後にはいきなり乱入してきたアナスタシアさんに飛び蹴りを喰らってノックアウトされたのだ。

皆に袋叩きにされて、僕はその時に本当に懲りてもう二度と喧嘩なんてしないって誓った。

ちなみに僕だけじゃなく、ヒトラー君もエリザベスさんに扇子で派手にひっぱたかれたり
アナスタシアさんに回転飛び膝蹴りを喰らったりして大変な目に遭ったし、
この前倒れたドナウ君に至ってはヒトラー君に脅されてお腹叩かれるわ
アナスタシアさんに後頭部蹴られるわで一番大変な目にあったうちの1人だ。

そう。今、ジェシーさんが聞いてきたヒトラー君と僕の冗談は、その時の話に関係していた。
僕はあまり関係ないのだけれどナポリさんと組んだヒトラー君はそれはもう酷い目に会ったらしい。
ナポリさんは料理は上手だし、絵も上手だけれどあんまり喧嘩は強くなかったみたいで
そんなナポリさんを守る為にヒトラー君は酷く苦労したそうだ。
忙しくても構わず昼寝するわ、お昼はパスタじゃなきゃいやだって駄々をこねるわ・・・
挙句の果てにアテネの野郎と勝手に大喧嘩始めて、中入ってさんざん引っかかれたの俺だぜ?
こっちだって忙しかったのに・・
挙句の果てさっさと裏切って私は向こうの味方だから。ときたもんだ。
とはヒトラー君の弁だ。

だからヒトラー君は(多分、親しみを込めて)挨拶代わりに僕に今度はナポリ抜きでやろうぜ。なんてそう言う。
時々ドナウ君とかルーマさんとかは?と思うのだけれどその件に付いては聞いた事は無い。

ま、そんな事情があるものだから僕はジェシーさんへの返答に詰まった。
もうジェシーさんと喧嘩する気も無いし。
でも、冗談だからな。言った方がいいかな。
そう思ってもごもごと下を向いているとジェシーさんは察してくれたのか

「ま、いいけどね。」
と呟いてくれた。
こういうところも、僕がジェシーさんの事を好きな理由だ。
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by obtaining | 2008-11-11 22:11 | document

いまここ

今年度の歩み

ところで俺エロSSって書けるのかすぃら。(自信なし)



書けそうな気が・・・

35人目とか

剣終り

うん。多分いける

次は何にしようかな。

Yukiさんとか男爵さんと剣のスピンオフでも

一人称だけでなく三人称でもうまく書けるようになりたいなあ
スピンオフではそういうのも。

あ、そもそも俺の言葉って説得力無いよね。
エッセイ的なのとか上手く書く人いっぱいいるよね。

やってみよう。

失敗

自己主張は無理です><

でもほらいい大人だし。時にはてめえらついて来い位いえなきゃ。

そういうの言える人ってどんな人なんだろう。
そう言えば政治系のブログの人たちは本当に自信に満ち溢れてるよね。

そういうの真似すれば良いんじゃない?

よし色々読んでみよう。



今ここ。
で、まあ色々読み漁ってる訳ですが。
今まで読んでて保守系ではここらへんが面白かったです。
http://chikashitsu.blog.ocn.ne.jp
(翻訳が主ですが。)

個人的な思想としては俺はリベラル寄りな方だろうと思っていますが(2chだと極左扱い)、
今回の目的としては色々な事にこう考えている人がいて
その人たちは自分の考えを理解してもらう為にどう書いているのかを知りたい。

今のところ日本国内を語っているので面白いと思えるのがあんまねーです。
(あんまり面白くないのは多分、自分の立ち位置に立った上で自分の価値観と異なる人を
説得して理解してもらおうというスタンスで書かれた物が少ないからだと思う。
基本的に自分の言っている事を理解できない相手を罵倒して
自分と同じ立ち位置の者から褒められようと出来るだけ過激な主張をしているようなものが多い。
(読んでて書いている人が本心からそう思っているのかどうか確信できない。)
上のページなんかは選ばれた論文は管理人の考えている主張に沿った論文が選ばれて翻訳されているんだとは思うけれどどれも面白いし、
一通り読むとなんとなく理解した気分になれる。)

なのでリベラル保守問わず面白いブログ等知ってる人がいましたらWEB拍手からでも教えてください。
詭弁でも正論でも面白いと思える書き方をしたものがあれば是非。
面白いと思ったらここでも紹介するです。

そしてそれを参考にして俺はエロSSを書くですよ。(結局それ)
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by obtaining | 2008-11-08 11:10 | diary

とあるところで書いた習作3

「よう。日ノ本。元気かよ。」
夕暮れ前、寮へと急ぐ日ノ本は後ろから声を掛けられて振り向いた。
土手には夕日が薄く赤い光を川に注いでいて、その跳ね返りの光がきらきらと光っていた。

「あ、ファンド君。・・・」
「何だよ。元気ねえな。」
ファンドは薄く笑った。相変わらず自信のなさげな態度だ。
これでそこそこ喧嘩が強いってのが信じられない。

「ばっか。しけた面、すんなよ。」
「え?」

ファンドは日ノ本を土手へと誘った。
「あのときの事、思い出せよ。」
「あの時の、こと?」

「てめー。忘れたとは言わせねえぞ。」
そう言いながらファンドは拳骨を固めてごん、と日ノ本の胸に当てた。

「はは。」

ファンドの言葉に日ノ本は心当たりを思い出して、薄く笑った。

「あんなの、反則だよ。」
「ばっか。反則だって、勝ちは勝ちだろ。お前は強いんだって。」
「だって、あの後、ジェシーさんからもジャンヌさんからも皮肉言われたし・・・」

「気にすんなよ。ポーズだって!そんなの!ああ、凄かったよなあ。お前のあのパンチ。
俺らをまとめてブッ飛ばしちまう奴なんて、始めてみたぜ。なんつったっけ?あの必殺技。」

「恥ずかしいよ・・・」

「ばっか、確か超かっこいい名前だったじゃん。なんだっけ。」

「・・・日銀砲」
「そう、それ。それ。日銀砲!なんだっけ。何の略だっけ!」

「・・・日ノ本銀河スーパーギャラクティカマグナム砲の略。」

「そうだ。それだよ。凄かったよなあ。一分間に10億発だっけ?
あれ喰らって、俺たちすっかり延びちまったよな。」

「えへへ。・・・でも、怒られたし、もう使わないんだ。」
「なんだよ。もう一回見せてくれよ。」
「やだよーあははっ・・・もーくすぐったいってファンド君!」

「ところで、何でそんなにへこんでるんだよ。日ノ本。」
「・・・」

「黙ってたって判んないだろ。俺でいいなら、話、聞いてやるから。」
「・・・」
「おい、ほら。」
「・・・ファンド君のこと、僕、好きだよ。」

「・・・なんだよ急に。俺だって」
「ファンド君のこと!冷たい、みたいに、思う、人もいるけど、でも!でもファンド君は仲間にはとっても、やさしいし。」

「・・・どうしたんだよ。」

「でも、悪いことする、ファンド君、のこと、は僕、あんまり好きじゃない。」

「・・・」

「・・・KOSPIさんの、事だよ。」

「・・・」


カラスの鳴き声がした。
土手に注ぐ夕日が、ファンドと日ノ本を同じように照らしていた。
ファンドは、日ノ本の目をまっすぐに見つめた。

「日ノ本。」
「・・・うん。」

「悪い、何が悪いんだか全然わからねえ。」
「ええええええええええええ」

「何か俺、KOSPIに悪いことしたっけ。」
「だって!昨日、僕見て!ファンド君、KOSPIさんに!ひどい、ひどい事!」

日ノ本の必死の訴えをさえぎる様に、ファンドは手を前に出した。
「見てたのか。日ノ本。」
「見てたよ。みんなで、寄ってたかって、抵抗できないKOSPIさんを!」

今にも掴み掛からんばかりの日ノ本に向かってファンドはゆっくりと笑った。
「日ノ本。あれが、市場経済だ。」

「そんなの、そんなのってないよ!」

日ノ本の脳裏には昨日の保健室の光景がまざまざと蘇っていた。
スカートしか身に着けていなかったKOSPIの肢体。
汗でぬめった白い肌。
そして、KOSPIに群がるようにしていたファンド君を筆頭にした不良達。

「はは、日ノ本は純情だからな。
KOSPIもあれで結構喜んでるんだって。
俺たちに気持ちよく使ってもらって、さ。」

「嘘だよ!」

「なんだったら、日ノ本もどうだ?2回り目からは意外とあいつもおとなしくなりやがって
いい感じに気分出して」

「嘘だ!!嘘だっ!」

「おいおい、日ノ本。いい加減大人に」

「今日、泣いてたよKOSPIさん。こっそり、学校の裏庭で。
IMF先生を呼ぼうかって言ったら、振り払われて絶対にいやだって言われた。
KOSPIさん、傷ついてたよ!
そんなのが、そんなのが市場経済なら、僕は、僕は!」

「馬鹿やろう!」
夕日を振り払うような、ファンドの右手が日ノ本の頬へ飛んだ。

「痛っ!」
「・・・」
「悪い・・・」

「ううん。ごめん。僕の方こそ・・・ファンド君だけが悪いわけじゃないのに・・・」

「・・・俺たちは、俺たちのやりたいようにやる。別に、正当化はしねえよ。
正しいかどうかじゃない。やりたいようにやるんだ。KOSPIを抱きたきゃ抱く。
エリザベスの時も、泰の時もそうだった。やりたきゃやるのさ。
ははっ。KOSPIは中々いい味だったぜ。
やられたくなけりゃ、日ノ本、お前みたいに必殺技でもみつけるしかねえ。
俺たちは確かに悪者かも知れねえ。
でもな、これだけは言っておく。
張やアナスタシアが目指す世界とこの世界、どっちにも正解なんてものはねえ。
俺は俺なりに今ある現状で精一杯やる。それだけだ。」

「・・・でも、僕は」
言いたいことが言えなくて黙り込んでしまった僕に、ファンド君はようやく顔を緩めた。
ごん、と拳骨を胸に当ててくる。

「判ってるよ。お前のことは。」

「僕は、それを認めたくない。」

「ああ、そう思ってんだろうよ。甘ちゃんだからな。お前は。上等だ。俺とお前とは敵だ。
次は負けねえよ。」

「僕だって、負けない。」

ファンド君は、大きな声で笑ってから、僕の肩を押して立ち上がった。

「元気、出たじゃねえか。」

「・・・」

「俺は馬鹿が嫌いなんだ。市場経済市場経済、って突っ走って俺らの真似してすっこける優等生も、
俺らを全て否定しようとするお嬢様も俺は嫌いだ。
全員ブッ飛ばしてやるぜ。女なら無理やりにだってやってやる。
・・・だがな。色々考えて、この世界で生きていく為に必殺技まで身につけて、
それでも悩む、そういう馬鹿は、俺は嫌いじゃねえ。」

「・・・ファンド君。」

「ああ、次会った時は敵だからな。必殺技でもなんでも出してきやがれ。」

「・・・僕は、やっぱり認めることはできない。でも。」

「馬鹿、照れくせえんだよ。帰るぜ。じゃあな。」

ファンド君は斜めに被ったぼうしをすっと僕の方へと持ち上げると、土手を、来た道の方へと歩いていった。

「はは。」

少しだけ、気が楽になって、僕はお尻を叩いて、立ち上がった。
その瞬間だった。

何か嫌な予感がしたのは。

土手から道路へと上がり、周りを見渡す。
何もない。
気の、気のせい?

「そう、そういうことだったの。」

その瞬間、背後の声に僕は飛び退った。

「こ、KOSPIさん!」

「よーくわかった。そういう事だったんだ。」
KOSPIさんの顔面は、蒼白だった。

「はは、おかしいと思ったんだ。私、確かに最近学級委員長とかやってたけど、
そんなにファンド君に目をつけられるとか、そういうのなかったと思ってたから。」

「私、真面目にやってたつもりだし。確かに馬鹿だったかもしれない。馬鹿、
そう、馬鹿だった。」

「こ、KOSPIさん?」

「ファンド君に保健室に連れ込まれて、凄く恥ずかしい格好を無理やりさせられて。
私、ふふ、笑っちゃう。助けてほしい、だって。」

「だ、大丈夫?KOSPIさん。」
「今判った。あなただったんだ。」

「ええ?」

「あなたが、裏で糸をひいてたんだ。すっかり騙されちゃった。」

「ええええええええええ」

「ご、誤解だよKOSPIさん。」

「うううん。もういいの。見ちゃったから。今、君が彼といるところ。」

「いや、それは違うくて男の友情というか」

「嘘。あーあ。私、馬鹿だな。馬鹿。本当に馬鹿。」

「違う、違うんだって。僕は寧ろ」
うろたえたようにKOSPIに近づく日ノ本に、KOSPIは泣きはらして真っ赤になった目で睨みつけた。
それだけで、KOSPIの悔しさが判ったようで、日ノ本は何も言えなくなってしまった。

「私ね、いつか分かり合えると思ってた。もちろん、君には色々と意地悪もしたけれど、
でもせっかくそばにいるんだもん。いつかわかりあえるって、そう思ってた。」

「私は張さんとも仲が良いけれど、でもやっぱり一番は君だって。
だから、あの時もしかしたら君が、君が助けてくれるかもしれないって。」

「だから、僕は・・・」

「最悪。あーあ。やっぱり騙されちゃった。」

「違うんだ、KOSPIさん。」

「何が違うのよ!私が、私がどんな恥ずかしいっ恥ずかしいことさせられたか判ってるの?
君に、君に何が判るの?誰にも、絶対、絶対こんなこと誰にもいえないっ!
う、う、うわあああああああああん。」

いつもは強がりばかりで絶対に泣き顔なんて見せないKOSPIの泣き声は、日ノ本の心を打った。
考えてみれば、僕に一片の咎も無いかといえば、そんな事は無い。
KOSPIさんは誤解しているけれど、誤解されても仕方の無い行動を、僕はしたのかもしれない。
だって、助けようと思えば助けられたはず。それなのに、僕は見てみぬふりを・・・
日ノ本はそう思った。

そして、ゆっくりとKOSPIの肩に日ノ本は手を掛けた。

KOSPIの肩は小さく揺れていた。

しゃがみこんだKOSPIさんの横に日ノ本は同じようにしゃがみ込んだ。
そして、KOSPIの背中を覆うように、ゆっくりと手を回した。
KOSPIの背中は温かくて、そして、小さかった。

こんなに、小さくて、それなのにファンド君たちに負けないように、あんなに頑張って。

それなのに、僕は張さんやアナスタシアさんと見ていただけで、
僕は、僕はなんて卑怯者だ。
そんなの、そんなの加担したのも同然じゃないか!
えらそうにファンド君にあんなことを言って、僕だってまったく一緒じゃないか!
日ノ本は鼻の奥につんとくるものを感じて、思わず手で目元を拭った。

「ごめん、KOSPIさん。」

僕は心から出てくる言葉を口に出した。
守ってあげられなくて、ごめんなさい。
勇気が無い僕で、ごめんなさい。
僕は卑怯者で、そして最低だ。

日ノ本がゆっくりとKOSPIの背中を抱えて、
そしてゆっくりと時間が過ぎていった。

燃えるような夕暮れはいつの間にか、やさしい星空へと変わっていた。
しゃくりあげるように泣いていたKOSPIが少し落ち着いて、
鼻をすすりながらゆっくりと顔を上げた。

「IMF先生には言えない。」
「・・・僕に出来ることはないか、考えてみるよ。」
日ノ本はゆっくりと頷いた。

「馬鹿。」

KOSPIは日ノ本の顔を見て、呟いた。
日ノ本はゆっくりと頷いた。
「うん、僕は馬鹿だ。」

KOSPIが笑ってくれるなら。
今、日ノ本はなんだってやってあげたい、そう思っていた。

「竹島、返さないんだから。」
「ゆっくり話し合おう。」

「対馬だってほしい。」
「それはどうかな・・・住んでいる人もいるし。
でも、他に何かKOSPIが喜んでくれることがないか、考えてみるよ。」

「靖国も行かないでくれる?私、あそこ嫌い。」
「うん。行きたい人をとめることは出来ないけど、KOSPIがそう言うなら考えてみる。」

KOSPIと一緒に土手に座り、囁くようなKOSPIの言葉に、日ノ本は何度も頷いた。

星空を見上げながら、KOSPIと日ノ本は、いつまでもいつまでも話し続けた。


「・・・しかし、上手いわね。KOSPI。」
「あーいうの、私できないですー。」
「私だって出来ないわよ。麗君があんな事言ってきたら回し蹴りするね。てや。って。」
「んー。私もまず殴るわね。」
「ジェシー、あんたが言うと冗談にならないから。」

「あーあー。手、繋いじゃって。明日には青ざめるハメになるってのに。」
「ニコニコしてるし。」
「すぐにばれるだろうけどねー。っていうか私がばらすけど。」


「まあ、仕方が無いか。あれはあれで楽しそうだし。」
「様式美って奴?」

「んーん。馬鹿の美学って奴。涙もろくて、すぐ騙されて。嫌いじゃないけどね。」




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by obtaining | 2008-11-07 23:15 | document

雑記

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島


・・・

・・



語感悪い・・・・
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by obtaining | 2008-11-06 10:37 | diary

とあるところで書いた習作 その2


その頃職員室では。

「IMF先生っビョ-クちゃんとドナウ君が!」
「ええい、救急車を呼べっ!ほら、薬だ!もう大丈夫だぞ!しっかりしろ!」
「チェルノブイリ君もなんだかちょっと調子悪いって・・・」
「あいつは昔っからとんでもない事を…くそう。
 どうしてこんな事に・・・皆、そこ並んどけ!」

@@

「あっ!あっ!だめっ!んっ・・・そこダメっ!んっ!あっ、ぅんっ!」
「ほら、いくぜKOSPI。いくんだろ?」
「うわ、すげえ。」
「やだっ!いやっ!んっ!酷いっ・・・ああ、んっ・・んっぅんっ!あんっ!」
「おらおらおら。いけ。KOSPI。いっちまえ。」
日ノ本が去った後、KOSPIは不良達に再度抑えつけられ嬲られていた。
不良達はKOSPIを辱めるかのように扱った。
寧ろいっそのことただ輪姦される方がマシであったかもしれない。

今KOSPIは全てをさらけ出すように脚を広げさせられ複数人にて膣と胸を好きに弄られていた。
1人が激しく膣内で指を前後させている。
既に何度もその中を往復していた指はテラテラと濡れ光り、
前後するたびに濡れた音が響く。その濡れた音を周りの男達が囃す。
リーダー格の男はKOSPIのクリトリスを執拗に刺激していた。
中指で揉みこむようにしながら膣のうるみを掬い取っては塗し、捏ねる。
その度にKOSPIの腰と上半身が跳ねた。

「おらおらおら。いけ。KOSPI.いけ!」
「あっやだっ!ぜ、絶対い、いかない!んっ!あっあっやだっそこっ・・・やんっ!」
「おら。いくだろ。KOSPI。締まってるぞ。ほらいくぞこいつ。皆見てろよ。ほらいくんだろKOSPI。
みんなの前でいってみろよ。」
「んっ!うっうそっ!絶対いかないっ!んっ!やっ指、指止めてっ!」
「おらおらおら、いきそうだろ。おらいけ。いけ。ほらいった。」
「ああっ!んんっ!んんーーー!!」
ぐぐうっとKOSPIが背を反らす。真っ白な首を突き出すように顎を上げると共に
膣内からどくんと愛液が大量に分泌されて膣内で激しく動いていた不良の指をたっぷりと濡らした。

膣に指を入れていた男が囃すように声を上げた。
「いってるぞこいつ。超締めてやがるぜ。ビクビクしてる。」
「なんだよこいつ。みんないるのに感じてんのかよ。」
「見てみろよ。乳首ピンピン。」

「写真取ろうぜ。それからだな。入れてやるからよ。KOSPI.よかったな。」
「いやあ・・」
「いやじゃねえよ。ここ感じるんだろうが。おら。おら。」
「あああああ・・・いやああ・・」
「次はいくときはいくって言うんだぞ。」
「やだっいってない。いってないんだからっ!んっ!あんっ!うんっ!」
「写メじゃねえよ。デジカメもってこい。おら、KOSPI。マンコも全部広げて写してやるからな。」
「いやあっだめっ!絶対だめっ!写真撮っちゃだめっ!」

日ノ本は一瞬何かの声を聞いて立ち止まった。
・・・KOSPIさんの声?
いや、気のせいかな。そう思ってから一度思い返した。
いや、違ったかも。
右の方から聞こえた。あっちは保健室だ。
なんだかちょっと気になった。
風邪、酷いのかな。
僕もなんだか具合悪いけど・・・
でも。
やっぱり気になって、日ノ本は保健室に足を向けた。

@@

保健室へと向かう途中、日ノ本は怒鳴り声を聞いて思わず左を向いた。

「ビョーク!ビョークッ!!大丈夫か!?今薬を入れたからな!聞こえてるか!?ビョークー!」
「?」
「くそう!返事をしろ!ビョーク!ああ、そんな事をしている間にドナウが。」
「お薬もってきましたよー。」
「ア、アナスタシアか。良かった。ふーう。これで一息って臭っ!酒臭っ!
 お、お前、学校でウォッカ飲むなってあれ程」
「ウォッカは水ですよー。チェルノブイリ君も具合悪いみたいですねー。
まーったくいっつも皆に派手な迷惑ばっかりかけて。はいはい。お薬あげますよー」
「おま、あれはお前にもかなりの非が。あ、ああ、日ノ本。いいところにいた。手伝ってくれ。」

「あ、日ノ本君。こーんにーちはー。」
「こんにちは、IMF先生とアナスタシアさん。」
「早く。早くこっちきて手伝ってくれ。まったく、ジェシーの風邪を皆ひき込んじまって。とんでもないぞ。」
「まったくダメな子ばっかりですねえ。」
「・・・アナスタシア、お前この前先生の前で派手にぶっ倒れたのもう忘れたのか?」

「いや、あの僕行かないと。KOSPIさんの声が・・・」
「ああ、そっちは先生が後で行ってやるから!
 ていうかあいつはいよいよ具合悪くなれば自分で泣きついてくる!それよりこっちだ。」
「パイプライン、パイプライン。ごとんごとん。」
「アナスタシア!倒れてるチェルノブイリで遊ぶな!」
「ミサイル基地ー。」
「あ、そうだアナスタシアさん、北方領土・・・」
「半分返すから半分頂戴ってずっと言ってるじゃない。」
「だって、あれ元々は僕の・・・」
「私、お魚大すきー。」
「はあ。」
「ああああああ、邪魔だなあこいつ。」

「いいのかなあ。大丈夫かなあ。KOSPIさん。」
ぼんやりと保健室の方を見ながら、でもこっちも大変だし。
そう思って日ノ本はとりあえず目の前の事態に向き直った。

@@
しばらく先生の手伝いをした後、まとわりつくアナスタシアをいなし、
ようやく開放された日ノ本は早速保健室へと向かった。
KOSPIさん、大丈夫かなあ。
風邪ひくと、喉かわくよね。青森産のリンゴジュース、飲むかなあ。
等々と考えているうちに保健室へとついた。

「あれ?」
ふと顔を上げるとドアの所には張さんがいた。
チャイナドレス姿をなんだか身悶えるようにして
しかもなんだか保健室の中を覗くようにしている。

「う、うっわー。凄っ・・・あんな太いの・・・ってえええええ。
 ああ、あんなの全部入れられちゃって。」
「張さん?」
「うっわ!何よ!」
「え?」
「・・・なんだ。日ノ本か。あんたねえ。」
「・・・何?」
「・・・まあ、いいけど。急に声掛けないでよ。尖閣諸島貰うわよ。」
「う、うん。ごめん。尖閣諸島はあげれないけど・・・なんか顔、真っ赤だよ。張さん。」
「な、なんでもないわよ。」
「なんかチャイナドレスも乱れてるし。」
「・・・日ノ本、見てたでしょ?」
「え、何を?」
「私がいま・・・ってまあいいわ。みてみなさい。中。」
そう言うと保健室のドアを指差す。

「ん?僕KOSPIさんが風邪酷いのかなって思って来たんだけど。」
「風邪。ねえ。まあ、覗いてみなさいよ。」

そう言うと背の高い張は日ノ本を抱えるように、纏わりつくようにしながら自分の顔と日ノ本の顔を保健室のドアに押し付けた。

@@

保健室には午後の光りが差し込んでいた。
KOSPIは下半身にスカートだけの姿を屈ませてベッドに寝そべる不良の股座に顔を埋めて口唇奉仕を行っていた。
ゆったりとした黒髪が揺れる。くっくっとKOSPIの唇がすすり上げるように不良の一物の上をすべる。

苦い・・・
勢いよくそそり立った一物の先端からはてらてらと先走り液が分泌され、KOSPIの口内に溜まる。
口の中に溜めたままではこぼれてしまう為、仕方なくその先走り液と唾液が混ぜて飲み込みながら、
唇を上下させていく。

「んんっ!」

後ろから無造作に入ってきた指の感触に思わず身体全体を仰け反らせる。
それでも慌てて顔を俯かせ、唇から一物は離さなかった。
唇を離したら何をされるかわからないからだ。
慌てて上下運動を再開させる。
私のその反応に後ろから揶揄するような笑い声が上がった。

「口だけで一度も顔を離さずいかせられたら、口だけでかんべんしてやるよ。」

こんな人数相手に。しかも口を使って。
彼らの言葉に絶望はしたものの、それでも身体だけは守りたかった。
彼らの約束を信じたかった。
後ろから入ってきた指が身体の中でねじるように動かされて、私はまた身を捩った。

「んんっ!」
外れそうになる唇を締め付けて耐える。
腰の動きがいやらしいといって、また後ろで笑い声が上がった。

指の動きに合わせてくちょくちょといやらしい音が鳴っている。
指がいやらしい所にあたる度に下半身が熱くなっていた。
激しく前後される動きの度に唇からいやらしい声が漏れた。

KOSPIは先程からずっと弄られ続けて、スムーズに彼らの指を受け入れてしまう自分の身体が恥ずかしくてならなかった。

@@
「ちょ、張さん!」
「しっ。静かにしなさいよ。」
「で、でもっ!」

保健室には5~6人もの不良がいた。いずれも名だたる不良だ。
身体も大きいし、力も強い。
あの唯我独尊のジェシーですら彼らには容易に手は出さない。
そんな不良達が保健室の中にいた。
それだけではない。中にはKOSPIさんもいた。
・・・しかも裸で。

保健室のベッドの上で四つんばいになり、寝そべっている不良の1人の、
それをアイスキャンディーを舐めるように口に含んで顔を上下に動かしている。
細い身体には制服のスカートしか身に付けていなかった。
身体を動かす度に汗に濡れた白い肌がてかって見えた。

ベッドにはもう1人の不良がのぼっており、
下半身に纏わりつくようにしながらKOSPIさんの尻に片手を当て、それを激しく前後に動かしている。
その激しい手の動きの度にKOSPIさんはびくびくと身体を震わせていた。

「あ、あれって!」
「何焦ってるのよ。KOSPIがレイプされてるんでしょ。」
「えっちょっと、まずいじゃないですか。いけないですよ。こんな事。」
「何でよ。」
「な、なんでって。なんでもですよ。こ、こ、こんな事、許される訳が」
「不良だって血が滾るわよ。で、KOSPIに目を付けたんでしょ。跳ね返せないあの子が悪いのよ。」
「そ、そんな。ぼ、僕達はその、近くの席の仲間じゃ。」
「しっ。ほーら、見てみなさい。やられちゃうから。弱いとね、ああなるの。
 あんなことされちゃうのよ。すっごいわよ。」

日ノ本が慌ててドアに目を当てる。
一心に顔を上下させるKOSPIの後ろで1人の不良がズボンを脱いでいた。
周りの不良は声を殺して笑っている。

下半身をすっかり脱いだ男は音を立てないようにしてベッドに上がった。
KOSPIさんの下半身で激しく手を動かしていた男に目配せをするようにして笑う。

「あ、あれは何を。」
「ふん。あいつらの事だから、しゃぶれば許してやるってな甘い事を言ったんでしょ。
で、KOSPIはそれを信じて頑張ってる。と。」
「で、でも。」
あの男・・・と言った日ノ本に張は薄く笑った。
「入れるわよ。そりゃ。入れるに決まってるじゃない。」
「じゃ、じゃあ約束って」
「いつまでに、それをしろ。何て約束はきっとしてないでしょうね。」
「・・・」
「不良達の気に入った時間までに、それが出来ないから、約束は反故。そういう事よ。
あ、ほら。入れるわよ。もうそうしたらおしまいね。あそこにいる皆に、これから入れられちゃうでしょうね。」

僕の意思に関わらず、僕の目の前で、それは起こっていた。
KOSPIさんの尻に手を当てていた男が手を離した瞬間、
素早くもう1人の男はKOSPIさんの腰を抱えてそり返ったそれを叩き付ける様に挿入した。

一瞬、間があった。
ぱん。と言う音と共に、その男の腰がKOSPIさんの腰に叩きつけられて、
その一瞬後に、KOSPIさんはがくん、と背中を仰け反らせた。

ぽん。と言う湿った音と共にKOSPIさんの唇から寝そべった男のそれが吐き出された。
吐き出されたそれはぬとぬととKOSPIさんの唾液でてかりながらKOSPIさんの唇から離れると、
自らの重みと固さでぶるんと前後に揺れた。

「っぷあっ・・・あんっ!あああああああそんな!そんなダメ。入って。いや、いやっ!いやあっ!」
振り絞るように叫んだKOSPIさんの意思には関係なく、後ろから男は激しく突き上げるように腰を動かした。
前後、そして時折上下に激しく腰がKOSPIさんに叩きつけられる。
男の腰とKOSPIさんの腰がぶつかる度にぱんぱんと音が鳴った。

「おら!おらおらおらおら!マンコ締めろよKOSPI!」
「あっ!あっ!あんっ!そんなっ!約束っ!ちがっ!ああっ!!いやっ!あああああああ!」
「お、気分出してるじゃねえか。」
「おら、口休ませてんじゃねえよ!」

KOSPIさんの前に寝そべっている男がKOSPIさんの髪を掴んで自分の下半身へと持っていく。
「おら、咥えろ。5人もいるんだ。全部の穴使ってもらうからな。」
「んんーー!」
後ろからの男の激しい動きにあわせて四つんばいのKOSPIさんの身体が前後に動いていた。

@@
「うわ、すっご。見てあれ。あんなに激しく」
「ちょ、張さん?その、そんなにぴったりとくっ付かれると・・・」
「あれあれ?おっきくなった?もしかして。」
「ちょ、やめてくださいよ。」
「んふふー。手でしてあげようか。その代り尖閣諸島を」
「あげませんって。ちょ、そんな、や、やめ」
「んー。ガソリンタンク全部くれたらちょくで触らせてあげよっかな。」
「あ、あれは僕だって」

纏わりつきながらも際どい所に手を這わせてこようとする張さんの手を払っていると、
急に横合いからにゅっと顔が出てきた。
「何してんの?」

「うわっ!」
「うわ、何よアナスタシア。・・・酒くさっ!あんた飲んでるでしょ!」
「ウォッカは水ですよー。二人ともなにしてるですかー?」
「あ、そ、そうなんでKOSPIさんが大変な事に」
「?」
「あーあー。騒がない。
KOSPIがあいつらにレイプされてるってだけよ。見てみなさい。」

「んー?どれですかー?・・・うわ。すっご。うわ。うーわー。
あれだね、スカートだけ脱がさないってのがまたなんとも。」

「あ、アナスタシアさん?」
「ま、所詮は制服。チャイナドレスのスリットほどじゃないけどね。」
「ちょ、張さん。そ、そんな張り合いはいいですから。早くIMF先生を。」

「何で?」
「何で?」

「・・・何でって。」
「あのね。あいつら女ときたら見境無いんだから。エリザベスの時も凄かったもんね。」
「いかされまくりでしたねー。教室内で何回も。あんまり感じちゃった顔を皆に見せちゃったから
おかげでEUグループに皹入っちゃって今でもちょっと壁あるよねー。あそこって。」
「ええっエリザベスさんも?」

「うん。あいつらに教室の中で素っ裸にされて駅弁スタイルで何回もいっちゃう。って叫ばされてた。」
「ええええええ。」
性格はおしとやかで髪型は金髪クルクルゴージャスのエリザベスさんが?
そんな、嘘だ。

「だ。か。ら。中途半端は良くないでしょ。ここはKOSPIに頑張ってもらって。」
「ま、あいつら調子乗るから多少は私達にも被害はあるかもしれないですけどねー。」
「そんな・・・」

@@

「あっ!あんっ!んっ!んんーー!んあっ!あんっ!」
「おらおらおら!あーいきそう。いきそう。いくぞKOSPI!」
激しく腰を叩き付けられ、朦朧とした意識の中、KOSPIは意地悪い口調で言われたその言葉の意味を考えた。
数瞬後、激しく身体をくねらせる。
「んー!いやっ!外!外にだしてっ!お願いっ!」
「全員、中に出すに決まってんだろ。馬鹿かお前。」
「うわ、俺それの中に入れんのかよ。」
「ばーか。こいつに掃除させるに決まってんだろ。嫌なら口使え。口。」
「ねえっ!お願いっ!んっ!言う事、聞くから。・・・あっ!お願いっ!いやあっ!」
「おら、いいからさっきからキュンキュン締めてるココでしっかり出してやるから。」
「ああ、やあ・・・んっ!あんっ!やだあっ!おねがいっ!」
後ろから激しく突いてくる男の方に懸命に顔を捻じ曲げ、懇願する。

「ばーか。中に出さないでどこ出すんだよ。」
「口っ、口に出していいからっ!おねがいっ口に出していいからっ!」
「はっはっは。聞いたかお前。口だって。」
「おねがいっ!」
「そうだなあ。お前がちょっとは素直になれば考えてやるよ。」
「んっあんっ!やっ!わかった!何でも、何でも言う事きくからぁ!」
「よし。じゃあ気持いいのか?俺にやられて気持いいのか言ってみろよ。KOSPI。」

何でこんなに私の事を辱めるのだろう。
絶望感にさいなまれて、KOSPIは激しく首を振った。
嘘。絶対嘘。
KOSPIにとって絶対に言いたくない言葉だった。
嘘でもそんな事を認めたくはなかった。でも。
嘘?
こんなに火がついたように下半身が熱くなって、その熱がじわじわと全身を蝕んでくるのに?
責められて、こんなに、自分でも信じられないくらい,いやらしい声を出してるのに。
KOSPIは激しく身体を揺さぶられながら、少しだけ目を閉じた。

「・・・んっ・・・んぁっ・・・あんっ・・・き、きもちいい。からっ・・・」

その言葉と同時に、KOSPIのなかで何かが弾けるような感触があった。
「おら、もう一回言ってみろ。」
「きもちいいっ!んっやあっああっ!」
「そうやって素直にしてりゃ良いんだよ。中に出すぞおら!」
「ああっやあっ!いやあっ!だめっ!そんなっ!あああああ、
駄目、だめぇ、あああああ、いい! ああっ」
「おう、こっちもいいぜ、KOSPI。おらおらおら、いけ、そらいけ」

その不良はフィニッシュに向かって最後の抽送に入った。
KOSPIの腰を固定するように抑えつけ、腰を叩き付けていく。
「あああああ、いいっ、いいの。い、いく! いく、いく!」
「おおっ」
その不良が獣のような声を出して果てた。
うつ伏せにベッドに這い、荒い呼吸に身体を波打たせているKOSPIに向かって
次の男が待ちきれないようにベッドに上がった。

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「うっわー。しっかり中に出されてるよ。」
「まだ一人目ですしねー。あ、もう次の人が。」
「今日は夜までコースかねえ。何回位使われちゃうんだろ。KOSPIのマンコ。」
「そ、そんな。可哀相ですよ。って張さん!女の子がそんな言葉を・・・」

その瞬間、またもや後ろから声が掛けられた。
「何してんの皆?ぐすっ」
「うわ、びっくりした。何よ。」
「なーんでーすかー?」
「うわっジェシーさん。」

慌てて振り向いた日ノ本をジェシーが物凄く不機嫌そうな顔で睨みつけてくる。
「・・・何をこんな腐れ共産主義者どもと仲良くしてんのよ。日ノ本。」

「いや、別に仲良くしてなんか…」
「邪魔しないでよ。1人帝王気取りの猿がいつまでえばってんの?
 日ノ本は私に尖閣諸島くれるんだもんねー。」
「いや、言ってないですよ。」

「嘘。私の身体触らせてあげるって言ったらココ大きくして、良いって言ったじゃない。」
「・・日ノ本?」

「えー。じゃあ私も北海道欲しいー。」
「だめですって!何言ってるんですか。北方領土帰して下さいよ!」
「ね、いいよ。一晩くらいなら。お酒飲みながら付き合ってあげる。
おっぱいないけど結構上手だよ。私。ほら、見せたげる。だから北海道さ。」
「・・・日ノ本?」

「ああああああああ、絶対駄目ですからね!」
「ねー。でさ、ついでに共産主義になっちゃわない?ミサイル売ってあげるよ。いっぱい。」
「ずるい!私も!!」

「・・・・日ノ本!!ちょっと来なさい。」

「あれ?うわ、ジェシーさん、引っ張んないで、あれ?何か怒ってます?」
「うっさい。君は本当に私の物だって何回言っても何回言ってもハワイの土地は買いあさるわ会社乗っ取るわ小さい車作るわ」

「そ、そうだ、それより、KOSPIさんが大変。」
「うっさい!そんなのどうでもいい!!」


「どうでもいいって、そんな、あああああああああああああ」


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by obtaining | 2008-11-01 18:25 | document