MY SWEET DOG 第3話

男爵さんによる剣シリーズ雪化粧のスピンオフ作品です。全5話。
まずはリンク先の雪化粧からどうぞ。


宜しければ感想を頂けると嬉しいです。
WEB拍手


第1話
第2話

********
@@

当たり前の話だが、メイドに個室などというものは無い。
(メイド長だけは特権として持ってはいるが、
メイド長とはメイドの人事権を持った特権階級であり、私たちからしてみれば同じ身分とは到底思えない。)
では皆、どうやって寝起きしているのかと言うと
全員が寝起きする為のおよそ50M程の長さのメイド用の大部屋が割りあてられている。
そこに2段の大き目のベッドが30ほど饐え付けられ、各人はそのうちの一つを自分のベッドとする。
大部屋は床と壁は冷たい石造りだが、窓だけはきちんとしたものが付いており開ければ風も入ってきて開放感はある。
窓が無ければ石造りのこの部屋は牢獄にしか思えないからこの大きな窓だけは有難かった。

一日の仕事が終わり、部屋の明かりが消えた後に疲れた身体を2段ベッドに横たえて、
枕の上に頭を下ろしながらぼう、と考え事をし始めた所
「あっ!ああっ!いやっ!だめぇっ!」
隣のベッドの下段から切り裂くような悲鳴が上がった。
確か先週から入った若くて可愛らしいメイドがそこで寝ている。きっとスオルムの兵士が潜り込んだのだろう。
叫んでも無駄なのだから叫ばなければ良いのに、と思うが夜這いに慣れていない娘は周りの状況からいつか自分がそうされると判ってはいても必ず悲鳴を上げる。

隣の2段ベッドの上段の子が私の方を向いて下を指差し、肩を竦めてきた。
私も肩を竦めて返す。
スオルムの兵士達がこの城に来るまではこんな事は無かった。
いや、勿論メイド達と兵士達に関係が無かったという訳ではない。
気楽に外に出る事の出来ないここで見つかる男は兵士か使用人しかいないのだからメイドたちの話題は自然見栄えのする兵士や使用人の男になるし、
だからそういう男達と付き合っているメイドも多かった。
といってもこんなあからさまに兵士や使用人が夜這いには来る事は勿論なかった。
昼間のうちに話をして、夜の城の一角で逢引をするのがルールだ。
メイド部屋は治外法権で、もし夜這いなどに来たら皆で叩きのめしていただろう。

しかしスオルムの50人程の兵士達は城を乗っ取るなり今までのルールも何も関係無いとばかり遠慮会釈も無く夜にメイド部屋に潜りこんで来るようになった。
最初のうちは抵抗するメイドもいた。が、そういう娘は寄って集って輪姦される派目になった。見せしめの意味もあったのだろう。
特に激しく抵抗した娘は(可愛らしかったから目を付けられたのだろう、またその娘には決まった相手がいたから抵抗するのも当たり前だった。)
朝まで10人以上の兵士達の相手をさせられ、尻の穴まで使われて次の日には足腰が立たなくなったにも関わらず、連続で3日間に亘って夜になると同じように10人掛かりで輪姦された。
4日目に泣きながら懇願して以降は必ず男を迎え入れるようになっている。

皆もそれがあって以降は抵抗しなくなり、
40歳までの若いメイドは50人程いるから大体1日一人が一人の夜這いを受ける計算になっていて、
つまり今では消灯後のメイド部屋はどこのベッドにも男が入っているという娼館のような様相を呈している訳だ。
誰が誰の相手をするか、そこら辺は兵士達が話し合っているのだろう。
いつも同じ兵士の相手をし、恋人同士のような雰囲気になっている娘もいれば
いつも違う相手の場合も、数人で数人の娘をかわるがわる相手にするような奇妙な秩序が生まれている所もあった。
複数の兵士で一人の娘に夜這いを掛ける事もあり、そう云う時は上手い具合に休みを取れることもある。

私の場合もそうだった。どうやら私は外見から人気があるようで兵士達の間でもある程度は位が上の人間の相手をさせられているようで、
その結果有難い事にそれ程きつい事をされる事も無かった。
複数の兵士の慰み者にされる事もなく、暴力を振るわれることも無い。
私の相手は中隊長と呼ばれているから偉いのだろう、メニスという中年の男が中心で、皆の中ではついている状況といって良かった。

と、隣のベッドの悲鳴が止み、ぎしぎしと音を立て始める頃に私のベッドにするりと男が入り込んできた。
ぐいと抱き寄せられて、髭面が押し当てられ、今日の相手もメニスだと判った。

私が考えている事に丁度いい。そう思った。
「来たぞ。」
の言葉に頷くと、いきなり唇を合わせられ、舌をねじ込まれた。
煙草臭い舌が私の口内を這い回る。この時だけは私は目を閉じるようにしていた。
私にも好きな男の一人位、いない訳ではない。
好きな男は優しい面影の煙草を吸わない男だったから寧ろこうやって抱かれている時よりも唇を合わせられ、煙草臭い舌を入れられている時の方が罪悪感は強かった。

いつものように頭の中で2度、これは好きな男なのだと呟く。
そして唇を奪われながら相手のズボンをまさぐると既にそこは固く滾っていた。

自分からも相手の口内に舌を差し出し、手をズボン越しに当てるようにして隆起を上下に擦る。
今までこうして積極的に動く事が無かったからだろう。相手の身体がぎくん、と緊張するのが判った。
唇を離したメニスが囁いてくる。
「おいおい、どうした?」

それには答えず、汗臭い胸元に顔を寄せながら右手を上下させ続ける。
「サービスがいいじゃねえか。」

まだ返事はしない。男がどうすれば喜ぶのかの大体は理解している。
いや、理解しているつもりだ。本を読めば判る。
本とは男の為に書かれたもので、つまりは恋愛ものに書かれているような女の真似をすれば良いのだ。
私が考えている事にはこのメニスから情報を得る事が必要であり、
その為にはメニスを喜ばせる事が近道のように思えていた。

「おい、どうしたってんだ?」
胸元に無遠慮に突き入れ、慣れた仕草で私の乳房を弄う手を軽く噛んでから自分からシャツのボタンを緩めた。

「お。」
とメニスが呟く。
シャツを外した事で漸く判ったのだろう。ぐ、と抱きしめられる。
「なんだおい、水を浴びてきたのか?」
そう言われてこくりと頷いた。
メイドは大抵朝に水を浴びる。
これはスオルムの兵士が来て夜に抱かれるようになったからというからではなく
山岳の多いアレイストルスでは元々こういう習慣だからだ。
アレイストルスでは水は貴重であり、無論王宮ではそんな事は無いが、
普通の村人達は朝に水を汲んでそれを家では使う。
女が夜に川まで下りるのは危険だし、かといって汲んで来た水を使うのは不経済であるから朝に川に下りて身体を洗うのが当たり前という理屈なのだが、
同じ山岳地帯でも国内に水場の多いスオルムでは違う。

「いい匂いだ。」
私の身体をメニスの手が這い回る。私の身体の石鹸の香りに興奮したのだろう。
そしてそれ以上にスオルムの礼儀に合わせた私の行為そのものにも興奮したに違いない。
ズボンを脱ぎ捨てて荒々しく私の脚を開かてきたメニスを押し留める。
耳元でこう呟いた。
「今日は私の事、奥さまだと思ってください。」
今まで寝物語にメニスには国に結婚したばかりの妻がいるという事は知っていた。
結婚したばかりで戦場に借り出されるというのだから男も大変だ。
妻の方も夫が他国で毎晩女を犯しているとは思っていないだろうが。

こくこくと頷くメニスのシャツも脱がせて私も裸になりぴったりと抱き合う。
両脚をメニスの胴体に絡ませるとメニスがおう、と唸った。
これも普段に無いことだ。大抵は服を着たまま、私のスカートを捲くってメニスは私を犯す。荒々しく抱いた後は暫くベッドの上に横たわり、部屋へと戻っていく。
これは別にメニスが特別に乱暴だからという訳では無かった。
スオルムの兵士達も私達を犯す対象としてしか見ていなかった事もあるが、
なによりもメイド側の態度がそうだったと云う事もある。

犯されれば声も出るし、媚びも売る。
が、このように周りから見える所で犯されている時に必要以上に兵士に媚を売る事は危険も伴ったからだ。
事情は判らずとも幾らなんでもスオルムの兵士達が敵だと云う事位はメイドにも判る。
いついなくなるかも判らないスオルムの兵士に必要以上に媚を売れば後々禍根が残る可能性もあった。
だから大抵のメイドは必ずといって良いほど布団にもぐりこんできた兵士に対してお義理にでも拒むようにしていたし、自ら服を脱ぐような事はしなかった。
イかされる時に声を抑えられない娘や自分から腰を振る娘もいたが、
それは抱かれている時のことであり、ましてや相手は屈強な兵士で体力もある。
無理やりに上らされるのは仕方ない事だし、
またそれは暗黙のうちにお互いが見て見ぬ振りをする事になっていたが、
それでも皆、消極的な態度に終始するのが普通で、
だからメイドの大部屋はそれぞれのベッドを軋ませながらも
暗闇の中で奇妙に抑えた女の呻き声と時折抑えきれず高い声が交差するという
不思議な空間になっていた。

「セレス、俺の事を好きになったのか?」
「・・・言わせないで下さい。」
厚い胸板に身体を預け、男の乳首に舌を這わせながらそう答えると、又もメニスは満足げに唸った。
こうなると男は途端に優しくなる。
私の乳房を弄いながらメニスが「汗臭いだろう。」と気遣わしげに言うのに首を振った。実際は獣染みた体臭だったが。

反り返った隆起に手を添えてゆっくりと上下させながら胸板から首へ、唇へと舌を這わす。
苦くすっぱい男の汗の味が舌の上に広がったがその苦味が自分の目的を果たす為に神が私に与えた試練だと思えば寧ろ望む所だという気分になった。
舌先だけではなく、舌を長く伸ばし、全体を使って腋の辺りを舐めると吐き気とメニスの唸り声と共に自分の心の中からも満足感が浮かんでくる。
「汗、全部舐め取ってあげますね。奥様もそうなさってたでしょう?」
私の顔をちらりと見たメニスの顔つきは驚愕といっても良いものだった。
きっとそんな事はされた事が無いのだろう。
しかしメニスはずるい笑みを浮かべながらうむ。と頷いてきた。
それに合わせて腋から胸元、毛に覆われやや贅肉の乗った腹へと舌を這わす。
へそに舌を捻じ込んで嘗め回す。

獣染みた汗の味は吐き気と共に間違いなく怪しい興奮も運んできた。
メニスに言った事はあながち嘘でもない。
アレイストルスの女にとって好いた男の汗を舐め取るのは
愛撫の一手段として当たり前の行為の一つでもある。
昔からの風習の強い田舎の村では仕事から返ってきた男を裸にして
汗を布で拭うと共に男の身体の一部を女の舌を使って清めるという風習もある。
(女の舌を使う場所は村々で肩であるとか、首であるとか、もっと際どい部分であるとか違っていたが。)
ここまで丁寧には中々しないにせよ、
その気になった相手に対してアレイストルスの女は舌を使う事を厭いはしないし、
そしてそうする事によって自らの興奮が高まるのもアレイストルスの女の性質であった。
腹から下へと唇を進めると同時にメニスの顔を跨ぐとメニスが喜びの声を上げる。
「嫌?」
と聞くと返事の代わりにメニスの舌が私の中を割って入ってきた。
甘い感触が腰から広がってきて思わず仰け反る。

ふと横を見ると先程の隣のベッドの上段の娘が私の方を見て目を丸くしていた。
その子の上にも男が圧し掛かってぎしぎしと腰を振っていたが、
きっと明日には噂になっているだろう。もう構いはしないが。
先程悲鳴を上げていた下段の娘はいや、いやと言いながら器用に男の上で腰を振っている。

逆向きの男のものにちょんと口付けてから、一気に喉の奥まで呑み込んだ。
私からこうするのは初めてだ。相当な快感だったのだろう。そうした瞬間、腿がびくんと震える。
一瞬後に負けるものかという感じで差し入れられた舌を使われた。
口内を占領する熱い男のものを唇で締め付けながら声を出すと私の反応に気を良くしたのだろう。両手で私の尻を揉みながら私の中心に更に舌を使ってくる。
私も負けじと舌を使った。

暫くお互いにそうして汗をかいてから首を持ち上げると後ろを振り向いた。
先程とは逆のベッドの方を視線が過ぎると上段にいる男とメイドが口を開けてこちらをあんぐりと見つめているのが判った。
知った事か。
「ね、飲んであげる。」
後ろに首を回しながらそう言うとメニスはやに下がった笑みを浮かべて私の顔を見た。
「なんだ、こっちには欲しくねえのか?」
パシン、と尻を叩かれる。
「やん・・・一回目は口に。下さい。ね。」
メニスの顔が更に紅潮する。一回目はという言葉に興奮したのだろう。
「可愛いぜ。セレス。」
メニスの言葉を聞きながら顔を戻し、興奮の強さを物語るそれをまた喉の奥まで呑み込んだ。
興奮しきっていたのだろう。メニスが私の口の中で爆ぜたのはそれからすぐだった。
10回以上脈動してたっぷりと口の中に吐き出された精液を、私は全て飲み下した。


[PR]

----------------------------
Affair with a mouth | メール | WEB拍手 | アンケート | 人気ブログランキングへ |
by obtaining | 2010-08-23 10:24 | document

<< MY SWEET DOG 第4話 明日は >>